|
1. ある子供
若者の精神年齢が下がっているのは日本だけではないんだなぁ。とはいえ、いきなり生まれたての自分の子供を売るか? しかも嫁に「また作ればええやん!」なんて普通言うか? 嫁も嫁でちょっと社会人としての常識に欠けるところがあり(つうかこんな旦那を選んだ時点で既にどうかしてる)、観ていてひたすら辛い。でも逆に、そのバカ同士がお互い途方に暮れ合うラストはよかったです。[DVD(字幕)] 6点(2007-06-09 16:49:01)
2. ベルヴィル・ランデブー
『ハウルの動く城』のDVDで紹介されていたのをきっかけに観てみましたが、これはなかなか衝撃的。こっちのバアさんも相当元気です。リアルさを追求した緻密な動画の動きと、リアルに真っ向から背を向けた強烈なディフォルメが絶妙にマッチしており、もしこのバランスが少しでも狂ったらたちまち悪趣味なゲテモノ映画と化していたでしょう。また『東京ゴッドファーザーズ』のようにデジタル技術を相当駆使しているのにも関わらず、決して無機質で冷たい映像になっていないところにとても好感が持てます。ただ、オチがあまりに唐突だったのと、成長した孫のシャンピオンがサイボーグチックでかなり不気味だった点だけが少々引っかかりました(彼の最後の台詞はよかったけど)。それだけが残念。[DVD(字幕)] 7点(2006-02-19 19:00:47)
|