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【製作国 : ベルギー 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. アデル、ブルーは熱い色 《ネタバレ》 別れのシーン、展覧会のシーンがとても印象的。 アデルが相手を想う気持ち、心残りな感じがビシビシと伝わってくる、まさに熱演。 本当に好きなんじゃ?っていうくらい寂しそうで、心の入った演技だった、素晴らしいの一言。 (追記) わたしも禁煙したがこの映画を見てまたタバコが吸いたくなった。 タバコが吸いたくなるベストワン映画![インターネット(字幕)] 5点(2024-11-14 13:24:41)《改行有》 2. 一晩中 《ネタバレ》 セリフを極力排しているかと思いきや、夜が明けると会話シーンが登場。 夜はいわゆる「愛を語るより口づけを交わそう」という事なのか? それはさておき。 唯一無二の内容ながら、非常につまらない。 独自性は認める。 しかしつまらなさはどうにも料理できないレベルでヤバい。 疲れはしないが飽きる。 随所に流れる音楽は印象に残った。[インターネット(字幕)] 3点(2024-08-30 20:55:21)《改行有》 3. 街をぶっ飛ばせ 《ネタバレ》 頭がおかしい気色悪い声を出す女性が、ただ部屋を散らかす内容かと思いきや、最後はたまげたし妙な納得感もあった。 確かに死ぬところまで追い込まれた女性なら、あんな行為をするのかもなと思わされた。 最後の最後でそれまでのおかしな振る舞いに合点がいく辺り、ただの頭のおかしな映画ではなかった。[インターネット(字幕)] 5点(2024-08-29 19:52:13)《改行有》 4. 家からの手紙 《ネタバレ》 初シャンタル・アケルマン。 これは唯一無二のドキュメンタリー映画だ。 やたらと寂しがり屋の母親が娘に宛てた手紙が朗読される。 背景には寒々としたニューヨークの街並みと殺伐とした地下鉄の映像が垂れ流される。 沢山の手紙が朗読されるが、どの手紙も内容は似たりよったり。 おまけに背景の映像も心が荒むようなニューヨークの風景なので非常にキワモノ的な内容に仕上がっている。 手紙が朗読されている間は街や地下鉄の騒音は消されるのだが、終盤に入ると手紙を朗読している間も騒音が消されなくなった。 つまり終盤での手紙の朗読はほとんど聞こえず、こちらとしては手紙の内容が分からない。 これは母親からの手紙がやがて娘の意識に入らなくなったことを意味しているのだろう。 確かに同じような内容の手紙を頻繁に送られても、途中から読む気も失せそうだ。[インターネット(字幕)] 4点(2024-08-29 13:15:51)《改行有》 5. ある子供 《ネタバレ》 結果的に戻ってきたとはいえ、女が自分の赤ちゃんを売り飛ばそうとした男を許すはずがない。 一線を超えたヤバい事を、この男はしてしまった。 でも女は刑務所にいる男に会いに来た。 このラストシーンは、加害者が深く反省し己の行為を悔いているならば、救いの手を差し伸べたいという、ダルデンヌ監督の気持ちの現れではなかろうか。 犯罪者を決して許すべきではないという意見もあるだろうが、この監督はそれに疑問を投げかけている。 犯罪者にも人権はある、そして更生の道を残すべきだと監督は言いたかったのだろう。 自分がこの女の立場なら、子どもを売られたら絶対に許さないだろう。 だけど一歩引いて見てみると、許すという道もあるのかもしれない。 ただ、それを許すのはとても難しいことだ。 この男は許されるべきか許されざるべきか。 本作を通してダルデンヌ兄弟はそれを訴えたかったに違いない。 カンヌパルムドールは、本作が発するこの社会的メッセージに対する評価ではなかろうか。[インターネット(字幕)] 8点(2024-08-04 23:39:13)《改行有》 6. ブルックリン 《ネタバレ》 アイルランドに戻った際、結婚してるのに思わせぶりな態度を取り、男をその気にさせたひどい女のおはなし。[インターネット(字幕)] 4点(2022-12-28 23:07:04)(良:1票) 7. 息子のまなざし 《ネタバレ》 終盤の展開にはハラハラドキドキした。 それまでの大半の時間は、妙な腰ベルトを巻いたハゲメガネオッサンにカメラが密着し、まるでストーカーの様に日常を切り取っただけのシーンが延々と続き、退屈感は半端ない。 密着する対象が美人な女性ならまだ楽しめたのだろうけども、これは何とも… ただ考えさせられたのは、どんなに殺してやろうと憎んではいても、いざのその時になったら本当に相手を殺せるか?という点。 その時になってみない事には分かりようもない事であって、まさのその時を目の当たりにさせられた映画だった。[インターネット(字幕)] 7点(2022-09-23 14:26:36)《改行有》 8. エヴォリューション 《ネタバレ》 序盤は興味そそられる展開。 とても無機質で、静かな島。 その島には、同じ年代の男の子と女性しかいない。 何故なんだろう?と疑問を持ちながら見ていくと… ミステリーとしても楽しめるし、ホラーとしても楽しめる。 アイデア勝負の作品。 なので、オチが分かるとつまらない。 題名とヒトデで分かってしまった。[インターネット(字幕)] 6点(2022-05-04 22:54:32)《改行有》 9. わたしは、ダニエル・ブレイク 《ネタバレ》 隣人を助けると助け合い精神で良い事あるよ、って話。 国の対応は形式張ってて社会的弱者を助ける機能を果たしていない、何ら罪のない人間が苦しみ、時には命を落としている、これで良いのか?人間の尊厳はどこに?という社会派映画的な側面もあり。 デジタル化への批判、デジタル化によって救われない人たちが出てきている。 教えた上で、本人にパソコン操作させるのではなく、無償でもって代理でオンライン申請を行ってあげるシステムを構築すべきとも感じる。 あとは主人公のような職人気質で頑固な人間は、こういった社会のシステムから排除され、救われない傾向がある。 いつの世も柔軟性が必要なわけだが、全員にそれを求めるのは無理なわけで、画一的なシステムではなく、もう少し市民に寄り添ったきめ細やかなシステム作りが必要だと感じる。 ただし、それを役人に求めるのは、非常に困難だ。[インターネット(字幕)] 6点(2020-12-28 10:08:00)(良:1票) 《改行有》 10. エタニティ 永遠の花たちへ 《ネタバレ》 生と死、そして愛をひたすら綴ったドラマ。 ブルジョア階級の話なので、これだけ優雅に暮らしているくせに、不幸ぐらい我慢しろ!と言いたいところが、それを言ってしまうと身も蓋もなく、罵声をくらいそうなので、止めておく。 トラン・アン・ユンとリー・ピンビンの組み合わせで、映像が美しくないはずはなく、時折入ってくる屋外の映像は、息をのむ美しさ。 内容は極めて退屈。 人間はそんなに簡単に死ぬんか!と、ツッコミを入れたくなること、しばしば。 そうは言っても、メラニー・ロランの美しさにみとれてしまった。 女性の美しさをうまく切り出した作品でもあると思う。 時間に余裕のある時に、ゆっくりと心を預けるように見惚れるべき作品。[DVD(字幕)] 6点(2018-06-10 19:31:58)《改行有》 11. 奇跡(1955) この作品を否定するには勇気が要る。 これは完全にキリスト教的洗脳映画だ。 最期に夫までもが、キリスト教を信仰するにいたるくだりにはヘドがでる思いがした。 私は絶対、この映画、この映画で起きた内容を支持しない。 自然の摂理はキリスト教なんぞ、遥かに凌ぐ。 だからキリスト教を信仰している否かで、生死は決定されない。 全ては自然のままであるからして、この様な映画が称賛されてはならない。 (本作なんかより、よっぽど『A』や『A2』の方が良い。)[CS・衛星(字幕)] 0点(2013-01-05 01:29:11)《改行有》 12. ロゼッタ 仕事を探し、必死に生きる少女。 生きることの過酷さを淡々と映像に綴る。 そこには作られた物語はなく、一人の少女をカメラが後ろから追う形でドキュメンタリー風に捉えていく。 必死に生きる、一人のか弱き少女の生活を覗き見する様な感覚を覚え、観る者を画面に惹き付けるだけの何かを感じる。 ただし、面白味という点においては、若干不満を感じた。 そして、少女を演じた女優が、もう少し儚げな美しさを持っていたら、また別の感銘を受けたかもしれない。[DVD(字幕)] 6点(2010-01-11 01:48:07)《改行有》 13. トト・ザ・ヒーロー 《ネタバレ》 最後死ぬ時にようやく本人に成り代わることができた。 そういうオチが全ての映画で、それまでが大したストーリーがないだけに、時間軸をずらしたり、妄想部分を見せてみたりと、演出方法に工夫をせざるを得ない内容。 時間軸をずらさずに、普通に時系列的にストーリーを見せて、しかも内容が深くて重厚な話で、更にしかもあのオチなら傑作になり得たと思う。[ビデオ(字幕)] 5点(2009-09-23 02:33:06)(良:1票) 《改行有》 14. 仮面の中のアリア 完全なる音楽芸術映画で、よほどオペラに造詣がない限り、その世界に入っていくのは難しい作品。 ただし、この手の音楽芸術映画は、尺がむやみに長いのが多い中、本作はコンパクトにまとめており、その点は好感が持てる。[ビデオ(字幕)] 2点(2009-08-19 01:26:37)《改行有》 15. イル・ポスティーノ あまりにヒューマン臭が強く、乗り切れず。 最後はハッとさせられたが、それまでがやや退屈した。[DVD(字幕)] 6点(2007-10-25 10:28:34)《改行有》
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