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プロフィール |
コメント数 |
250 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
サンボリズムとリアリズムのバランスのとれた作品が好きです。 評価はもちろん主観です。 評価基準 各2点ずつで計10点 1.物語の内容・映像にリアリティを感じるか? 2.視覚的に何かを象徴できているか? 3.プロットの構成は適切か? 4.画面に映る動き・台詞や音にリズム感があるか? 5.作品のテーマに普遍性はあるか? |
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1. 忘れられた人々
盲目の老人の人物造形がすごいですね、障害者でありながらとにかく傲慢なクズという描き方でインパクトがあります。ただそれは結局見世物的な魅力であってそれが現実の社会へ何らかのメッセージを伝えるものになっているとは思えません。少女のエロティックな見せ方、障害者や動物への暴力シーン等も当時は斬新だったのでしょうが、時代を下ればシリアスな社会派映画だけでなく低俗なホラー映画でも頻繁に採用されるような描写でしかないです。物語性が希薄で誰が主人公かもよくわからない構成ですが、かと言って既にイタリアン・ネオレアリズモが存在したことを考えると当時の劇映画から大きく逸脱したような内容でもありません。ルイス・ブニュエル監督らしいシュールレアリスティックな夢のシーンはこの映画でも見られますが、結局そういうシーンが一番魅力的であり逆にこういうリアリズムを基調とした社会派映画のような作品はあまり向いていないことを強調しているとすら感じました。[インターネット(字幕)] 5点(2023-08-02 23:20:30)
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