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1. キャラバン(1999)
「キャラバン」と言うからにはてっきり砂漠のお話かと思いました。
中央アジアの遊牧民の滅多に見れない風景、風俗が堪能出来て良かったです。
新旧世代の対立がストーリーのメインですが、最新の知識を駆使して合理的な判断を下してるはずの若者の予想が悉く外れるのは…ストーリー的に如何なものか。
親父の勝手ともいえる頼みを受け入れて戻ってくる息子、何て人のいい男だ…と呆れていたら「師が仰いました。最も困難な道を選べと。」これにはちょっと感動しました。結局この経験によって息子もチベット仏画師として一皮向けたわけで。この部分だけでもこの映画を観た価値ありました。[DVD(字幕)] 8点(2010-07-31 23:00:58)《改行有》
2. WATARIDORI
「ナショナルジオグラフィック・ザ・ムービー」って感じ? 普通では見ることの出来ない爽快な映像を大画面で観れる、これだけで良です。 ストーリー性が不要であるのは言うまでもありませんが、「どの鳥がどこまで行って戻ってきたか」がもう少し解り易い編集であったらなぁ…と思いました。9点(2004-05-29 21:00:38)
3. ステップ・アクロス・ザ・ボーダー
ロック~ジャズ~現代音楽~民族音楽の狭間でユニークな活動を続けるミュージシャン、フレッド・フリスの80年代後半の活動を「映像詩」風に綴ったドキュメンタリーフィルム。単体でアルバムも出てますが、アルバム未登場のジョーイ・バロンや美しいユーゴ・トラッドを歌うイヴァ・ビトバ、凄まじい長尺の絡みを見せる林英哲(和太鼓)、アンビエント風?に挿入される猪脅し(ししおどし…竹がコーンのやつ)などアルバム単体より聴き応え(見応え)アリです。聴くだけでは何なのか良く解らない音群もこういう状況で出されているんだ…と見えてみるとかなり面白い。「虫の音を聞いて日本人は音楽を感じるが、西洋人は雑音にしか聞こえない…」とはよく聞く例えですが、この不協音群はそういう耳を彼等が獲得するための試索かな…?とも思ったりしました。 「やきいも~」のシーンが無いのが残念。7点(2004-04-07 22:32:13)
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