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【製作国 : スイス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. シシリアン・ゴースト・ストーリー 実話を基にした重たい作品なのに、そこまで凄惨な印象を持たせないファンタジーな作りに感心。恋人が突如として消えた所からはサスペンスに転ずるが、そこからはひたすら恋人を探し続けるだけの物語な為、少々冗長気味だった。とは言え、映像や音楽に対するセンスはなかなか良いなと思った。[DVD(字幕)] 6点(2020-02-13 19:45:43) 2. ニーチェの馬 冒頭、ニーチェの馬が現れるシーンが凄い印象に残った。躍動感に溢れ、詩的で、美しい。 面白いか面白くないかはひとまず置いておいて、世界観と表現方法がとても素晴らしい映画だ。 ひたすら同じ音楽を流し続けるスタイル、常に嵐が巻き起こっている荒野、極端に排された台詞。30分位経過してやっと喋った台詞が「もう寝ろ」って…。 あとやっぱり馬の使い方がとても素晴らしいと思う。[インターネット(字幕)] 8点(2020-02-07 19:42:29)(良:1票) 《改行有》 3. 幸福なラザロ 知ったかぶってやれ宗教的だの階級社会の恐るべき実態だの労働力の搾取だのファンタジーだの叫ぶことは容易いが、結局のところなんだかよくわからない映画だったというのが率直な感想である。音楽が逃げるから閉じ込めるとか。音楽が追いかけて来るとか。この辺は何を意味していたのか、そしてラストがあんまりだ![映画館(字幕)] 6点(2020-01-12 19:11:25) 4. バハールの涙 一夜にして7000人の女性がテロ組織に拉致され、強姦されたり奴隷市場に売られるという壮絶な現実。 クルド人女性部隊のリーダー、バハールは自身もテロ組織ISに拉致された過去を持ち、夫は殺害され、息子もまた拉致されていた。復讐の為に被害女性だけを集めて「太陽の子達」という部隊を結成する。 そんな女性達とテロ組織との戦いを戦場を取材する女性記者と共に危険と隣り合わせの生活を追って行く。 とにかく、凄いのは戦場における緊迫感。それが凄いリアルさで画面から伝わってきた。 そして、女性兵士達のリアルな演技もまた見応えがあるものだった。[映画館(字幕)] 8点(2019-02-25 18:17:06)(良:1票) 《改行有》 5. ぼくの名前はズッキーニ 暗い内容だからこそ、クレイアニメ独特の温かい質感がマッチしていて良かった。 最初は、皆一様にやたら顔がでかくて耳と鼻が真っ赤で、目玉がグリグリしてて、手が長くて、おまけに表情に乏しくて、なんだか辛気くさいなとさえ思ってしまっていた。 しかし、慣れてくると段々可愛く見えてくるから不思議。 でも、皆がそんな表情なのにも理由があって、子供ながらあまりに辛い過去を乗り越えて来たからなんだなというのが分かって、凄く胸が締め付けられた。 あまり説明的でなく、子供達の表情で語らせる淡々とした演出が、じんわりと深い味わいをもたらしていた。[DVD(字幕)] 8点(2018-10-15 19:11:43)《改行有》
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