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コメント数 914
性別 女性
ホームページ http://ameblo.jp/cluttered-talk/
自己紹介 After shutting down my former blog, I'm writing some boring stories at new site. Anyone who's interested in, come along if you'd like to.

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1.  マルタのやさしい刺繍 《ネタバレ》 私は「カレンダーガール」とかこの手の話は好きなんですが、どうもこの作品には素直に喜べないものがある。 マルタという女性のキャラクターは、強くて気品があって、いいと思う。 どうにも理解に苦しむのはフリッツとヴァルターという暴君な男性2名。 とくにフリッツなんか、あまりにも「悪者」にしすぎじゃないでしょうか。これでは、子供向け童話に出てくる悪者そのまんまじゃないですか。 でも見ているのはアダルトなんです。バカにしているのか? 実際の人間は「いいもん」と「わるもん」に分けられるほど単純じゃない。アダルトのみなさんはそのことを知っています。そしてこのお話だったら、「わるもん」を出してくるのはおかしいと思うのだ。 フリッツの人間らしさを「わるもん」としてではなく描写した部分がちょっとでもあったでしょうか?ヴァルターは最後の最後でそれを与えられていますが、フリッツには最後までありません。 さらに、店を破壊して「器物損壊罪」という警察沙汰になる危険をおかしてまで、他人のフリッツがマルタを攻撃するほどの理由が、それも説得力のある理由が、どこにあるでしょうか。 「良俗に反する」という理由だけで、そんなに他人のすることを邪魔するヒマと体力があるでしょうか。 そのへんがこの作品を飲み込めない、なにか「異常さ」を感じてしまう原因です。 全体を流れるテーマとして、「男性は女性が居ないと生きられず、夫でも息子でも何かと女性の足を引っ張るが、女性は男性を排除するのではなく折り合って共存していく。」ということが感じられます。 マルタたちのグループは、どんなにひどいことをされても「男性排除」は考えていないのです。しょせん女性は男性が好きなんですから、そんな非現実的なことはできないししないのです。 そういう意味でとても大人です。でも、男性たちの「異常さ」を感じてしまうのも事実。もっと、大人の童話風にトゲを抜いて作ってくれてもよかったのにね。80歳を超えていれば、それでもアリだと思うし。[地上波(字幕)] 5点(2010-06-28 18:44:27)(良:3票) 《改行有》

2.  ポルノグラフィックな関係 《ネタバレ》 まずこの作品がエントリーしていたことに驚きました。 フランス語でしっとりと描かれる大人の男女関係です。 子供もいて離婚経験のある40代女性が人肌恋しさに大胆な広告を出します。 ここでアメリカなら逆手に取って脅迫されるか、ホテルの一室で惨死体で発見されるのが普通です。 でも、全然そうはならない。 現れた男性はごく優しい普通の人でした。そんなアホな。 男性はヘンタイでもなく犯罪者でもなく、金目当てに脅迫もしてきません。そんなアホな。 ああ~私はFOXドラマの見過ぎなんでしょうか。 インタビューで女性側がいろいろウソをついていることとその理由を想像してみることや、別離後の二人が外見を変えていることも、面白いですね。あのころの自分を早く忘れたい。もう、あの人と会っていたときの自分ではない。もしもどこかで偶然会ったなら、気がつかれないか、「見違えた」と思わせたい。「あの後の相手の人生には、きっと色々な出来事が起こっていたのだな」と思わせたい…。 結局のところ、男性の意気地なしが原因で別れてしまうのですが、長所は短所でもあるのですね~。 「優しい人」は「優柔不断」でもある、と。 そうでなければ、とっくに他の女が目をつけて妻か恋人がいるにきまってます。 秀逸なラストでした。きっと誰にでも経験がありそう。街角で見かけた元恋人を、黙ってやりすごす…。なんてせつないんでしょう。そんな時の相手は、かっこよく華やいで見えるものです。 女性の年齢をかなり高めに設定したことでリアリティが出ましたし、ヨーロッパの知らない俳優が演じていることも見る側にとっては条件が良いと思います。 ひとついえば、インタビュアーはどういうシチュエーションで質問にこぎつけたのかという疑問が残るが、こういう大人のロマンスをもっと作ってもらいたいものだ。 多くの大人に鑑賞後のせつない気持ちをぜひ味わって欲しいですね。[地上波(字幕)] 9点(2010-06-15 17:10:56)《改行有》

3.  マーサの幸せレシピ 《ネタバレ》 他人に料理を食わせるけれど自分は食べているところを見られたくない、というのは、「食わせる方」が「食わせられる方」より〝優位〟だと感じているからですね。「食べる」という行為を「弱味を見せる」「無防備になる」というふうに考えているのです。 確かにそれはそうかもしれず、太古の昔は「食っている間に油断して食われる」という事情があったでしょうから、「食う」イコール「油断」という本能的な危機感は誰にもあるのかもしれません。 そしてマーサは、他人に食わせている時に自分の優位性を感じてほっとするので料理人になったのかもしれませんし、そうならば彼女は危機感の強すぎる人なのです。 なんかそんなことを考えてしまいましたがそんなにはずれていないでしょう。 強情な姪っ子(私にも1人います)とのぶつかりあいはシビアでしたが、もうひとつ突っ込みが浅くて残念なのは職場における女性リーダーの難しさ、職業的なプロ意識がほとんど描けていなかったことかなあ。 あーゆー状態の女性が職場を率いていくのは到底ムリですし、職業人としてのマーサを未熟に描きすぎている。 ラストがあまりにもハッピーすぎて安易です。しょせん作り物だからそれでいいのだとがっかりさせないでほしかった。人生はそんなに全部うまくはいかない。働く女性の物語だからリアリティを大事にしてほしいですね。電話とビデオでしか出演できなかったお姉さんの扱いひどいかも。[CS・衛星(字幕)] 6点(2009-03-07 19:10:44)《改行有》

4.  ブラック・セプテンバー/五輪テロの真実 《ネタバレ》 あまりにもお粗末なドイツ当局の対応に、衝撃を感じた。 だいたい、戦場でもないのに2時間も銃撃戦が続くということが異常である。そして、ドイツ側が複数の同士討ちをしてしまっているという悲惨さ。「夜の闇」を利用しようとしたが完全に裏目に出た結果となった。 もっと驚くのは、ドイツが生き残った3人の犯人を、裏交渉によりハイジャックを装ってシリアに引き渡したということだ。なんという腰抜けぶり。開いた口がふさがらないとはこのことだ。 死んだ犯人の遺体まで返還してやる親切ぶりで、彼らは英雄となった。ドイツはテロに対して無力であることを自ら認識し、今後のテロ攻撃の対象としないことを条件に要求に応じた…らしい。 「超法規的措置」の日本人がこういうことをいうのもおこがましいが、これでは死んでも死にきれまい。 イスラエル選手は無駄死にとなり、怒ったモサドは復讐する。 が、アフリカに隠れているというたった一人の犯人の生き残りが、顔を隠してインタビューに応じた(ことになっている)。 さて、これは本物でしょうか。私はやらせだと思います。他の2人が殺されて、どんなにお金を積まれても今の彼には安全に勝るものはないはずだ。しかも「アフリカにいる」とわざわざ情報提供しているのはなぜなのか。 もしも本物だとすると、彼が出演した目的は「金」か「あの事件の正当性を主張するため」しか有りえない。 しかし、やらせだとすると、「どこかに隠れている本物をおびき出すため」に、偽者を出してわざと違うことを言わせて怒らせようとした、と考えられないだろうか。 モサドですら発見できないこいつの居所をどうやって突き止めたのかという疑問もあるし、タカが映画のために危険を冒してインタビューに応じるなどとはとても思えない。 さて、非戦闘時に非武装の一般人を殺したり監禁したり虐待するのは、普通の人には許せないが、犯人たちにとっては「テロ」ではなく「ゲリラ戦」の一部だったので、ちっとも悪いとは思っていなく、アラブ世界では英雄になったのである。そして、イスラエルはオリンピックで人質事件を起こしたりしないから紳士的なのかというと、きっとそうではないからここまでされた…のである。 すると、「テロ」なのか「ゲリラ戦」なのかとか、一方的にテロリストを憎むことで済むのかということになってくるが…個人的にはやっぱり嫌だ。これは平和ボケというものかしら。[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-02-21 15:04:03)《改行有》

5.  パリ、ジュテーム 《ネタバレ》 疲れたー。 私が思いますに、やっぱり「5分」というのは短かすぎるのではないかと。 短すぎるもんだから、どの作り手も「はあはあ」言いながら詰め込んでいる感じがキツいです。 そして、これだけの数のエピソードを見せるのに、約束事が「パリ」というだけではキツかったと思う。具体的に、「人が死ぬシーンは無し」とか「キスシーンは無し」とか「暴力も無し」とか、もっとシバりをするべきだったと思うのです。でないと、「5分」ということで案の定、どうやって印象を残そうかと思ったら「暴力をふるわれて」「死んだり」させる作り手が出てきてしまうではないですか。または、「ドバッと血を流す」とか。 「理不尽な暴力をふるわれて死んだり」「ドバッと血が出た」場合に、そういうことをしない作り手と同じ土俵で5分を張り合うのはヘンじゃないだろうか。ヘンだと思うけど。 「どうやって目立つか」だけを考えているうちはこういう作品に参加する資格はないのだたぶん。 そして、「約束事」をもっと入れるべきだったし、「禁じ手」だけでなくて、「必ず○○を一箇所入れるべし」というような遊びを入れてしかるべきだったと思います。そういうことがないので、なんだか見る側はごちゃごちゃした気分になっただけ。 唯一認めたいのはニック・ノルティが親父役をやった一篇。大変巧みな脚本です(あの娘と友達はレズビアンということですよたぶん。息子は体外受精ということ)。[CS・衛星(字幕)] 4点(2009-02-11 14:55:11)《改行有》

6.  トリコロール/青の愛 《ネタバレ》 「白」を見て気がついたのですが、「白」に出てくる「妻子の束縛から逃れたい殺されたい願望の男」ミコワイは、まさに「青」のパトリスのことを言っているのですね。 そう思って考えると、当時のパトリスがにっちもさっちもいかない身動きの取れない状況に居たということがよくわかります。 気が強くて仕事に手を出し口を出すセレブ気取りの妻からは逃げられず(作曲を手伝ってもらっているうえそれを世間には秘密にしているし)、気晴らしに愛人を作ったら相手が本気になって妊娠してしまい(パトリスが知らなかったというのはあやしい)、離婚しようにも妻との間の娘はまだ小さいし、欧州統合の象徴曲を作ってくれというプレッシャーはかかるし、これは「きわめて内気な人物」であるパトリスが「ミコワイ」になるのに充分すぎる状況ではないでしょうか。 パトリスはミコワイなのです。誰かを雇ってブレーキオイルを抜かせたかどうかはあまり重要ではない。パトリスはミコワイ的な状況にあって、あの事故のタイミングは作り手のクッシー的には「偶然」ということではないのですたぶん。 そして、ビノシュというたくましい女優を使うことによって、ジュリーという女性が本当は夫を束縛しまくっていて、パトリスは死ぬことによってしかジュリーから解放される方法はなかったことが描かれます。 だからこの「青」はまずは「パトリスの得た自由」なのだと思う。そしてつぎに、夫と子供から解放されたジュリー、セレブ妻であることに満足して自分の才能を夫の手柄にしていた不自由、本当はあまり子供が好きじゃないのにいい母親ぶる努力をしていたという不自由、からの解放であるのです。 クッシーの作品世界では、人々の間に「話し合い」が通用しなくなったところから物事が始まっていて、そのため登場人物はいきなりガラスを割ったり爆弾を仕掛けたりします。クッシーの中では「もう話し合いでどうにかなる段階ではない」のです。 けれども、ビノシュのようなたくましい女優がそれをやると、とんでもねー怖いねえちゃんに見えてしまうのも事実です。いつ見ても相変わらず嫌な感じのビノシュでした。 しかし三部作にするほどの内容かなあ、という疑問の残った青。[CS・衛星(字幕)] 6点(2008-12-27 15:09:55)《改行有》

7.  地獄に堕ちた勇者ども 《ネタバレ》 ちゃんと見たのは初めてだった。人名とかメモを取りながらがんばった。 でもハムレット+リア王+マクベスのつぎはぎ…という感想しか浮かばないのはなぜだろう。そう、私はこれを見てナチズムの怖さをあまり感じなかったし、本当は「悪をささやく者」として都合よくナチを持ってきただけではないかという気もするくらいどうでもいい扱いをされているのではないかと思う。ここでの大筋はたぶんシェークスピア的悲劇なので、なにも新しい話じゃなくて、ナチを持ってきたから新鮮かというとそんなわけはない。 マクベス夫妻(?)が次々に悪巧みを練っていくところはおもしろいし、アッシェンバッハと渡り合うソフィのふてぶてしさに大いに期待するが、なにかこの夫婦の没落があまりにあっけなく、もっと戦いが見たかったのに…というへんながっかり感も。 ひとつ言わせてもらうとこれはリドリー・スコットに撮らせたらスゴいものができたのでは。ヴィスコンティがすごくないと言い切れるほど知らないけど、どうも特権階級的視点ですべてが撮られていて、すべてが進んでいて、それは実際そうだったんだろうけども、召使はゾンビのように右や左に動いているだけで全く人格を与えられていないし話に絡んでこない、というのもなにかつまらない気がする。特にゴスフォード・パークとか見たあととなっては。[CS・衛星(字幕)] 5点(2008-12-14 16:26:05)(良:1票) 《改行有》

8.  スーパーノヴァ(2000) 《ネタバレ》 大大好き。なぜなら人物もプロダクツもすべて美しい。監督が逃げたなんてこと、どうでもいい。(そのこと知らなかった)マッチョに変身した3次元男スペイダー演じるニックが、実に理想的なヒーローであった。ニックはいわゆる「地獄を見た男」であり、どんなときも超冷静、弱気になんかならない。アンジェラのケイラも「地獄を見た女」であり、頭が良くてきれいで強い。なんだけど、そんなケイラも思わず頼ってしまうほどニックは頼れる男。そんなわけでケイラが強いほどニックの強さとかっこよさが強調される仕組みですね。ああスペイダーかっこいい。これ以上のヒーローなし。最強。「ボーンアイデンティティ」のマットよりかっこいい。見直したらなおよかった。ベンジャミンのシーンは悲しかったな。ドラマじゃー。ジャンプ前のケイラのセリフ、よかったですね。「二人とも入るか、二人で死ぬか、どっちかよ」って、土壇場の女の底力に救われたわけね(結果的には)。でもたぶん私もそう言うな。ニックと離れたくないもんな。ラストのハプニングはセンスよし。遺伝子が伝達されてって、「ハエ男」ならホラーだけど、なんてロマティックなんでしょう。しかもベイビーまで。いいなあ、こういうの。二人の子供だから、さぞ強ーい子になるでしょう。大納得のエンディング。ほとんどこの作品の感想書きたさにログイン。こういうキレイな人ばっかり出てくるの、映画らしくてものすごく好きだ。だれも認めてくれなくても極私的大絶賛。不思議なお酒の壜がよいですね。(この作品の美の象徴といえる)[ビデオ(字幕)] 10点(2005-10-31 22:55:15)(良:1票)

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