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1. ビハインド・ザ・サン
《ネタバレ》 不毛な報復を繰り返す2つの家族。笑い声もなく灼熱の下で延々砂糖を作る日常。そして鞭で打たれながら機械を廻すために同じところを延々回り続ける牛の姿。
「人生なんて同じ所をぐるぐる回ってるだけなんだぜ」っていう閉塞感が半端じゃないです。
最後まで重苦しい話だったけどだからこそなのかな、映像の美しさが際立ってました。[DVD(字幕)] 6点(2010-10-14 19:33:43)《改行有》
2. 恋人までの距離(ディスタンス)
《ネタバレ》 雰囲気が最高です。二人の男女の会話シーンがほとんどですが、それが旅先特有の開放感と、そしてウィーンの街並みと上手く合わさっていてやたら引き込まれました。確かに話してる内容自体は第三者が聞いて面白いものではないかもしれないけど、だからこそこっぱずかしさを感じましたし、手探りしながら打ち解けていく二人の様子が伝わってきてドキドキしながら観てしまいました。乗り物が多く出てきたり、ホームレスやら占い師やらが声をかけて来るのも、いかにも海外旅行って感じがして良かったです。数年後くらいにもう一度観たいなぁと思える映画でした。[CS・衛星(字幕)] 8点(2008-11-14 22:31:28)
3. パリ、ジュテーム
1話10ページくらいの短編集を読んでる感じ。それぞれ違う監督が作っているせいか、思ってた以上に一作一作がしっかり作られてました。こういうのって18作の中で一つでも印象に残る作品があれば、十分に見る価値はあるんじゃないかと思います。個人的には2話目のアラブ系の女の子が出てくる話と、黒人の掃除夫と看護師の話が大好きです。立て続けに全部見るのはちょっとキツイかもしれませんが、こういう形式の映画もたまにはいいなと思いました。[CS・衛星(字幕)] 6点(2008-10-22 22:36:23)
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