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プロフィール
コメント数 1308
性別 男性
自己紹介 【名前】「くるきまき」(Kurkimäki)を10年近く使いましたが変な名前だったので捨てました。
【文章】感想文を書いています。できる限り作り手の意図をくみ取ろうとしています。また、わざわざ見るからにはなるべく面白がろうとしています。
【点数】基本的に個人的な好き嫌いで付けています。
5点が標準点で、悪くないが特にいいとも思わない、または可も不可もあって相殺しているもの、素人目にも出来がよくないがいいところのある映画の最高点、嫌悪する映画の最高点と、感情問題としては0だが外見的に角が立たないよう標準点にしたものです。6点以上は好意的、4点以下は否定的です。
また0点は、特に事情があって採点放棄したもの、あるいは憎しみや怒りなどで効用が0以下になっているものです。

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【製作国 : スイス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1
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1.  インフル病みのペトロフ家 《ネタバレ》 時間が長い上にわけがわからない。登場人物の関係性を把握するだけで精一杯だったが、あとで公式サイトを見ると人物相関図があったので自分で考える必要はなかった。 世評の通り奇想天外な展開で、奇抜な映像も多いので面白くなくはないが、こんなのにまともに付き合っていられないという気分にもなる。コメディとして笑いの要素も多かったようで、公式サイトには出演者が原作を読んで大笑いしたと書いてあるが、自分としては何が可笑しいのか全くわからない。 個人的に唯一笑ったのは幼少時の主人公が、カナダ選手との乱闘でヘルメットを失くしたのかと聞かれたところだった。言われてみれば確かにそんな時代もあった気がするわけで、やはり自分で覚えていることには反応が違う。ソビエト連邦がかつて宇宙を得意分野にしていた雰囲気も出ていた。 内容について少し真面目に考えると、次のような構成になっていたらしい。 〇本編(2004年)では物語の各種要素が提示される。ここで出て来る変な映像は、主人公については発熱による幻覚(過去を含む)と、幼少時の記憶(1977年)による単なる夢と思われる。元妻関連では本人の性格特性による妄想と、実際に起きた暴力・殺人場面があったらしい。 〇白黒部分(1977年、10月革命60周年)はいわば種明かしのようなもので、本編で無関係と思われた各種要素を、ネヴィヤンスクの雪娘がつないでいたことを説明する。ここは変な映像はわずかで基本的に真面目な展開だが、登場人物が一瞬全裸になる場面があったのは、よく言われるように男は女性を視姦する、ということを女性側もやっていたという表現かと思った。 〇最後に終結部として、死体消失事件のその後を見せていたらしい。 この中にまともな物語があったかどうか不明瞭だが、個人的に思ったのは主人公の家族関係のことだった。主人公が幼少時の新年パーティの記憶に促され、病を押して被り物も持参で息子をパーティに参加させたら、息子も父親同様の体験(※注)をして戻り、それで父子が心を通じ合わせたということか。一方で息子に愛されない元妻の方は狂乱した、というのがこの年末年始のペトロフ家の出来事だったとすれば、父子にとってはハッピーエンド、元妻にとってはバッドエンドだったかも知れない。とりあえず元妻のような危ない人物に息子を任せておけないということはある。 一応まとめると、ネヴィヤンスクの雪娘のおかげで主人公が息子との結びつきをさらに強めた物語ということになるか? わかりにくい話で好きでない。ほかにペトロフ/ペトロワ、セルゲイ/セリョージャといったネーミングにも突っ込む余地がありそうだが長くなるのでやめる。 ※注:西側諸国のサンタクロースと同じように、ソビエト連邦の行事では「雪娘」(Снегурочка)が本物かどうかを子どもらは気にしていたらしい。幼少時の主人公も今の息子も、たまたま発熱していたため雪娘の手を雪のように冷たく感じ、それで本物と信じることができたということではないか。それほど大した思い出でもないようだが子どもにとってはこういうのが大事なのか。[インターネット(字幕)] 5点(2025-03-15 16:25:40)《改行有》

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