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【製作国 : フィンランド 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ル・アーヴルの靴みがき 《ネタバレ》 語り口は静かで最近のハリウッド映画みたいに派手さはない。しかし、その分落ち着いて見てられる。台詞も少ないからそれだけ俳優の演技と表情で見せる映画です。この監督さん、やはり小津映画的な見終わってからの余韻の感じ方、上手さというものがあって好きです。奥さんのもう助からないと思われていた病気がいつの間にか完全に良くなって、夫婦揃ってまた元のような生活へという流れとラストの桜の映像はまるで二人の今後を見ているような気持ちにさせられた。[映画館(字幕)] 8点(2012-09-16 22:35:19) 2. マッチ工場の少女 何だろう?この暗く悲惨で絶望的な話なのにそれを弾き飛ばしてしまう不思議な魅力に包まれていて見ていても単なる不幸、絶望感だけを感じさせずに見せてしまうこの監督の凄さ、主演の女優にほとんど台詞を言わせずに表情、それも無表情で語らせるという言葉になど出さなくても伝えられる。伝える方法があるんだよ!と何でも台詞で言わせてしまう説明的な駄目な今の日本映画に対して語っているようです。至ってシンプルで何がしたいのかさえ解らない複雑なだけの映画に対しても映画とはこうするものだと言っているようにも感じる。とにかく見ていてもけして、面白いとか楽しいとか大笑いするとかそういう映画ではないのに退屈せずに見られるのは監督の力量によるものと、この監督の映画は不幸の中にも何か希望若しくは映画的なカタルシスやユーモアを思わせるものが見える。同じ不幸な主人公を題材にしても「ダンサー・イン・ザ・ダーク」や「ドッグヴィル」の監督とは大違いである。[ビデオ(字幕)] 7点(2009-09-06 22:00:29) 3. コントラクト・キラー 《ネタバレ》 会社をクビになった男が自殺をしようと、殺し屋に頼んで、自分を殺してもらおうしたら、ある日、1人の女性に恋をしたからやっぱり死にたくない。そしたら今度は殺し屋から逃げることになる。まあ、ありそうな話ですが、結構、面白く出来ていて悪くはない。ただ同じ監督の作品なら「浮き雲」の方が私は好きです。[ビデオ(字幕)] 7点(2006-05-15 21:53:41) 4. 浮き雲(1996) 正しく、小津監督の世界だ!その人間の描き方、一つ一つのシーンの描き方から音楽まで何もかも小津監督を思わせる世界です。暗くなりがちな中にも時々、見えるユーモアと優しさとのバランスがほど良くて、観ていて気持ちが良い。ラストがこれまた良いんだなあ!正にタイトル通りに相応しいあのラストシーン!空を見上げる二人の表情がこの映画を物語っている。やたらめったらうるさい音楽を流し、CGばかりのめまぐるしい映像ばかりの今のハリウッド映画とは違って、人間味溢れる世界、じわりじわりと来る温かさ、こういう映画があるから私はミニシアター系の映画が好きです。[ビデオ(字幕)] 8点(2006-02-10 21:55:02)(良:1票)
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