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プロフィール |
コメント数 |
964 |
性別 |
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自己紹介 |
ハリウッドのブロックバスター映画からヨーロッパのアート映画まで何でも見ています。 「完璧な映画は存在しない」と考えているので、10点はまずないと思いますが、思い入れの強い映画ほど10点付けるかも。 映画の完成度より自分の嗜好で高得点を付けるタイプです。 目指せ1000本! |
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1. コングレス未来学会議
《ネタバレ》 ロビン・ライト本人が主役のメタ設定といい、実写とアニメが混在する構成といい、こういう奇想天外さとバッド・トリップ感に乗れるか否かで評価が割れるだろう。アリ・フォルマン監督らしい、幻想的で悪夢のようなアニメーションは見ていて楽しいが、慣れると飽きるもので90分くらいで限界。夢を与える映画産業が衰退し、代わりに理想の自分になれる幻覚剤が生み出した理想郷は、争いも傷付くこともなく幸せかもしれない。ただ、ディストピアと表裏一体で、真実の世界とどちらが良いかと聞かれたら一度は迷う。今まで重要な選択を渋ってきたロビンの最後の選択は、ハッピーエンドだと解釈したい。[DVD(字幕)] 5点(2016-02-15 19:02:33)
2. 戦場でワルツを
《ネタバレ》 ドキュメンタリーの【記録】をアニメーションの【記憶】として描くことで、現実とも虚構とも似つかない、白昼夢のような超現実的な世界が広がっている。原題にある、バシール・ジェマイエルに関する基礎知識がなければ、この映画の理解や共感は難しい。端的に言えば、「イスラエルのヒーローとして利用されたバシールが首相になった途端暗殺されて、報復として、キリスト教徒民兵を使ったパレスチナ難民の虐殺を青年だった監督が目撃していた」というたったこれだけの話で、物語や結末を求める人には肩透かしだが、ドキュメンタリー映画ではこれが限界だろう。実写映像は、イスラエル側の看過を直視したという意味でメッセージ性はあるにせよ、ちょっと安易。最後までアニメで通すべきだった。[DVD(字幕)] 6点(2016-02-15 18:50:54)
3. キプールの記憶
◆『フルメタル・ジャケット』以来の衝撃、というパッケージの煽り文句はあまりに誇張過ぎる。そういう意味で激しい戦闘シーンとは対極の地味さと泥臭さが逆にリアル。死臭漂う音楽が今でも終わらない不毛すぎる争いを体現していて、雑務に追われるような衛生兵の疲れ切った表情を際立たせている。◆確かにこの映画は「つまらない」。しかし、このやるせなさがハリウッドの戦争映画以上にやるせないからこそ意義がある。[ビデオ(字幕)] 3点(2015-09-06 15:37:09)
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