みんなのシネマレビュー
りりらっちさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 219
性別

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

【製作国 : オーストラリア 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1

1.  ババドック ~暗闇の魔物~ 《ネタバレ》 すごい演技達者な女優さんと子役さんでした。 特に子役がすごく上手で、「乱暴で不安定で育てにくい子」になりきっているので、観客はみな「このガキ、うぜえ」と思ったのではないでしょうか。 そうやって「育てにくい子を虐待しかねない親の気持ち」がわかるようにしておいて、母親がどんどんおかしくなっていく描写を入れていきます。 ババドックに取り込まれ、愛していたはずの子に暴言を吐き、放置し、最後には存在を消そうとすらしようとします。 もし単純に虐待シーンを描いただけだったら、「虐待母か。最低だな」と思われて終わりですが、最初から丁寧に親子関係とその変化を描くことで、観客の気持ちをちゃんと引っ張っていきます。 そして、『ババドック』というのは、母親の心の影であり弱さであったようです。 『ババドック』の絵本を作ったのも母親自身です。いい母親でいようと努力し続け、本音(つらい、子どもが鬱陶しい、憎い、逃げたい)を抑圧し続けた結果、ババドックが生まれたのでしょう。 なぜそこまで子どもへの強い愛憎を持つに至ったかは、ラストでわかります。 子どもの誕生日と夫の命日が同じ日であること。夫は、出産した病院へ車を走らせている途中で事故にあい、死んだこと。夫への愛情と喪失が子どもへの愛情と憎しみを産んだのは、無理ない事と言えます。 一面的に「虐待は悪だ」「悪い母親は最低だ」と人間を断罪するのではなく、丁寧に子を虐待する母親の心を描いた作品ともいえますね。 どんな母親でも本当はいい母親でありたいのだ、と。自分の心の弱さと闘う母親もひどく苦しんでいるのだ、という事をちゃんと伝えようとしています。 そして、人の心の弱さは絶対に消えません。 それがわかっているから、ラストで母親は、弱さである『ババドック』を飼いならす努力をしているのです。 大人は大変ですね。 けれど、子どもは魔法が使えます。どんなタネなのかまったくわからないミラクルを持っていて、母親を幸せにしてくれるのです。それが最後の手品の場面なんだと思います。 サイコ・サスペンスかと思ってたら途中からホラーになって、「キャーこわい」と思ってたら、ラストですごく深いテーマだと気が付かされました。よかったです。[インターネット(字幕)] 6点(2020-06-17 10:46:59)《改行有》

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS