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自己紹介 |
レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。 映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。 これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。. |
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1. プリデスティネーション
《ネタバレ》 twitterで軒並み高評価だったので見に行きましたが「なるほどねぇ」とは思ったものの、私には「面白い」とか「感動した」とかっていうのが無くて。
タイムトラベルものにつきまとう「起源の喪失」、これはそれそのものを主題にした映画だと言えます(卵と鶏のどちらが先かの話に象徴されるように)が、その完全に閉じた、たった一人だけの永遠の孤独の世界に酔うよりも、どうしてもその理屈と葛藤する事になってしまって。真相に迫るタイプの映画ゆえに心よりも頭で見る形になって、見終わってスッキリとしないものばかりが残った感じです。
無からは決して生じる事のない筈なのにそこに生じたそれは一体どういう理屈が通るというのでしょう?ってそこでひっかかっちゃってるのですから、全てのシーンを反芻してみたところでそこに見出すのはドラマではなくてこの作品なりのパラドックスの定義、仕掛けばかり。そこに切なさ、淋しさを感じ取れればいいのですが私にはそれは響いてきませんでした。
会話中心で繰り広げられるこの映画、その会話の咀嚼がキモになり過ぎている気がするんですよね。全体的に沈んだ色調の地味な画で作られているわけですが、ここいちばんの印象的なビジュアルで引っ張る、みたいな仕掛けをしてくれればもう少し脳よりも心が働く時間もできたと思います。
映画自体の持つ秘密ゆえにあまり大それた事をしちゃうと破綻しちゃうわけですが、そういう構造的な「縛り」が息苦しさを生んでたなぁ、と思うのでした。[映画館(字幕)] 6点(2015-03-17 22:53:50)《改行有》
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