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【製作国 : オーストラリア 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. マッドマックス 怒りのデス・ロード 《ネタバレ》 理屈抜きに面白い映画、と云う評価です。 破壊や暴力の理由を世界観だけで補完しながらガンガンと進む。主人公が台詞を発する必要も無い。30年を経て復活したマッドマックス。リメイクでは無く「2」で提示した世界観を引き継いだ新作でした。そして、その設定が初めて十全に活かされた作品だと思いました。「サンダードーム」なんぞとは骨の太さが格段に違う。 荒廃した世界の絶望と希望がテーマで、そこはとてもシンプル。このシンプルさが分かりやすく見応えに繋がっていて、それを言葉で説明する必要を感じません。アクション映画のアクションに久しぶりに圧倒されて幸せでした。[CS・衛星(字幕)] 8点(2017-05-03 14:22:05)(良:2票) 《改行有》 2. マッドマックス サンダードーム 《ネタバレ》 主人公が荒野の交易砦の覇権争いに巻き込まれたようなお話ですけど、そもそも何のために覇権を争っているのかが分かりません。そこに子供たちを絡ませてファンタジーにしてしまったので、ますます分からん。主人公をちょっと捻くれたヒーローにしたかったみたいです。思いっきり滑ってます。[ビデオ(字幕)] 3点(2017-05-03 13:58:40) 3. マッドマックス2 《ネタバレ》 冒頭に長いナレーションがある。設定を根本から変える目的だったと思われる。初作では警官でもキレたら「マッド」になると云う事で暴力を肯定的に描いていたけど、本作は最初から周囲が全て「マッド」です。暴力に言い訳するような面倒を省略し、暴力で物事を解決する世界観の提示でした。マックスさんは正義のヒーローと云うタイプではないので、しっくり世界に嵌ります。 個人的には中盤でV8が壊れたのが残念でした。タンクローリーの運転ではどうしても守勢になります。それなりに暴れるけど初作のような攻勢が無く、爽快感は減衰した印象でした。 マックスはただガソリンが欲しくて戦いました。心の奥底には人助けと云う意識もあるはずだけど、それを口にするのが憚られるほど色々と体験したと思われます。命を懸けて何かを守っても、そのことが成果として自分に残ることが無い。敢えてテーマを挙げるなら、その虚しさかなと思いました。[映画館(字幕)] 6点(2017-05-03 13:48:21)《改行有》 4. マトリックス 《ネタバレ》 主人公が抱える疑念と苦悩が世界観の謎と絡み合い、重たいストレスが救世主の降臨として解放される。その構成が見事です。仮想現実=マトリックス内の描写に革新的な試みが多く、視覚的興奮が高いテンションを保たせる。最も感心し興奮したのは「救世主」の表現。覚醒したネオには、世界がコードとして視認された。それは、ひとつ高い次元からマトリックスの世界を掌握することを意味する。世界の理(ことわり)や法則を統べるという意味で、私には救世主というより「神」という概念が浮かびました。大きな風呂敷を広げて、ちゃんと畳んで見せてくれる稀有なSF作品だと思います。製作から十数年を経ても古くは感じませんが、あと数年、製作年度が後ろにずれていれば、転送装置は電話線では無かったでしょうね。[ビデオ(字幕)] 9点(2014-02-06 13:30:57)(良:1票) 5. マッドマックス 《ネタバレ》 過去に観た車が走る映画で最もスピード感を覚えた作品がこれ。ローアングルに流れる路面を背景に、奥から手前へ、手前から奥へと駆ける車体の描写だけで、ここまで緊張に溢れたスピード感を演出できるものかと感心した。過去に誰もやらなかった表現は強い。近未来と云いながら、とてもいい加減な設定は車やバイクを走らせる都合を適当に整えている以上の意味は無い。その割り切りは、切れ味の良い疾走感へ変わって画面から発散される。今作のバイオレンスとはスピード感だ。ジョージ・ミラーがハリウッドへ進出する契機にもなったこの作品には、狂気じみた才気を覚える。メル・ギブソンはどうでもよろしい。惜しむらくは、2・3と続いたシリーズも今作と同じ調子でやって欲しかったこと。[地上波(吹替)] 8点(2010-04-25 23:03:01) 6. マトリックス レボリューションズ 《ネタバレ》 リローデッドのストーリーを覚えていないので分からない部分が多かった。それを別にしても終わり方が腑に落ちない。エージェント・スミスを倒すことが機械の支配から自由になることだったの? [DVD(字幕)] 3点(2008-08-06 22:00:25)《改行有》
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