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プロフィール |
コメント数 |
1648 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
基本的に3~8点を付けます。それ以外は、個人的に特別な映画です。 |
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21. ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷
《ネタバレ》 かなり酷評されている作品なので観るのが遅くなったのだが、観た感想は率直にそこまで酷くもないかも?という感じ。そもそもこのネタ、ホラーになるのかかなり疑問だったのだが、いくつかの工夫(精神鑑定だの悪霊が子供に憑依するだの実はお化けな召使だの)を織り交ぜたシナリオはそこそこちゃんとしたホラーになっているし、役者の仕事も決して悪くないし、セットや小道具なんかもまずまずキッチリつくってあって、普通にB級以上と言ってよい質感に纏まっていると思う。
しかし、言うてシナリオも結局は月並、恐怖描写も単なる驚かし系の平凡、それに加え、個人的に以下の2点がかなり致命的だと思われる。
・「銃に殺された者たちの怨霊が屋敷を呪っている」というそもそものコンセプトは偏執狂の戯言としては面白いが、これを本気で真面目なホラーに仕立てるのはちょっと勘違いなよーに思う(普通に考えて、そんなことあるワケねーじゃん、としか思えない)。
・この話、どー考えても「屋敷」が主役のハズで、だから一番の勘所はその広大さ&異様さの演出にあるのは明白なのだが、惜しむらくその部分のつくり込みがこれまた非常に平凡で、とどのつまり少しだけ奇妙な普通の豪邸にしか見えないのだ(これは予算的な問題である気もするケド)。
前述どおり、別にホラーとしては可も無く不可も無い程度の作品にも思えるが、実話であることを含めての「コンセプト」に対しての実際につくり込めたクオリティ、と言う意味では、だいぶんやり残し・手抜かりが多い作品にも思われる。その意味では、確かにこれもまた残念作の範疇にある一品だと言えるだろう。[DVD(字幕)] 4点(2020-07-09 22:32:02)《改行有》
22. ナイチンゲール
《ネタバレ》 「ナイチンゲール」ゆうのは歌の上手い女性を指す言葉とのこと(もともと鳥の名前なのですよね)。話の内容は、気でも狂ってんのかというレベルで凶悪無類な男共に、これでもかと虐げられ尽くしたひとりの女が、モノの見事に復讐を果たす(以上。)というだけの話で、内容の勘所も暴虐と悪辣の限りを尽くすネガティブ極まりないヴァイオレンスだけだと言ってもよい。
であるからして、まずかなりタラタラと長尺なのがそもそも非常に気に入らない(特に中盤以降はただグルグル行ったり来たりしているだけ)。加えてその暴虐な行為も、根っこが実は結構に浅いのがなんか気になる。オーストラリアの人種差別の歴史を背景として踏まえているように見せかけて、その実、この映画は単なる個人的な話なのだよね(色々と人種差別的描写を描き込んでいるものの、それは別に本筋とはあまり関係なく、その意味ではある種のファッションで浅薄なテーマ面の小細工だとも言える)。
結論、見た目ほど中身が無いのに矢鱈と大仰かつ長大、その上に極めてネガティブという、個人的には結構に嫌いな部類の映画。[映画館(字幕)] 4点(2020-04-25 02:29:15)(良:1票) 《改行有》
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