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1. シャーロック・ホームズ(2009)
《ネタバレ》 まずロバート・ダウニーJrとジュード・ロウは素晴らしかったとは書いておきます。従来のホームズ&ワトソンとは違う現代的な要素を取り入れたキャラと世界観には全く文句はありません。でも・・目まぐるしく展開が変化する手法は別にいいんですけど、この映画の場合はその手法が物語とキャラをとっ散らかしてる印象にさせてるとしか感じないんですよ。その影響かアクション・シーンの見所が詰まっているのに全体のメリハリが損なわれているので、観てて盛り上がらず退屈に感じるんです。あとは悪役のブラクウッド卿の心霊現象の諸々の謎解きですけど正直、『ショボ・・』買収して看守に演技させてたって何だよ・・トリックでも何でもないですよ。とにかく悪役が大袈裟な雰囲気出しているのにやっている中身はショボイし見せ方もショボイ・・まぁ失笑です。他にやりようがあったんじゃないのかなぁとつくづく思いました。あと一応ヒロイン的な立ち位置のアイリーンの存在の薄さはにもびっくり、観ていて『この人、必要?』と思いました。峰不二子的ポジションに置きたいのか知りませんけどキャラの書き込み不足にも程があるので(別にこのキャラの素性を全部、語れとか言いたい訳ではありません)。ただロバート・ダウニーJr.の軽妙で逞しいホームズが本当に素晴らしいので、彼の出ているシーンはちゃんと魅力的に見えてしまいます。ワトソン君の関係も面白いしなぁ・・だからこそ他の部分の不満が多いのが本当に残念!(あっエンドクレジットも良かった)これほどの素材がありながら映画全体は見掛け倒しの並みの出来になってしまったガイ・リッチーという監督の手腕に疑問を抱かざる得ません。はぁ・・ロバート・ダウニーJr.とジュード・ロウのコンビの良さにおまけの5点です。[映画館(字幕)] 5点(2010-03-20 20:18:59)
2. ミスティック・リバー
《ネタバレ》 ああっ・・どうしたらいいんだよ!このやりきれない気持ち・・
観終わった後の素直な私の心の言葉。そして『ショーン・ペンがティム・ロビンスを先走って殺めてしまい然るべき罰も受けないまま普通の生活を続けるのか?ふざけんな』と怒りに思いましたが、すぐに『いや・・待てよ。そうとも言い切れない・・うーん』『あっでもショーン・ペンはもしかして・・うーん』とか様々な解釈が浮かんで来て頭の中をうごめいています。そしてもう一回観てしまうのです・・。こういう観るたびに考えてしまう映画はあまりにも内容が重くても結局、好きなのです。全く厄介な映画です。
[DVD(字幕)] 8点(2009-02-22 19:00:55)《改行有》
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