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1. マトリックス レボリューションズ
《ネタバレ》 前二作がとても面白かったので、この作品もかなり期待しながら見ました。ザイオンでの戦闘シーンや、ミフネ船長の激闘にラストの大勢のスミスが見守る中での格闘など、見所も多く、楽しんだことは楽しんだのですが、それでも個人的にはちょっと物足りなく感じてしまいました(すごく贅沢な事を言っているのはよくわかっているのですが)。僕は前二作では、CGてんこもりのアクションと映像表現を別にすると、主に「マトリックス」の世界と現実の世界が関わっていく事によって生まれる、独特の仮想現実感とスリルに魅力を感じていたのですが、この作品は主に現実の世界での戦闘がメインであり、「マトリックス」の世界がやや脇に下がったこの作品は、個人的にはかなり「普通のSF映画」に近づいているなと感じてしまいました(この作品を見て初めて、自分が上に書いたような魅力を『マトリックス』に感じていたのだと気づきました)。肝心の「マトリックス」方面についても、思ったほど深い世界観ではなかったと言うことと、ラストのネオとスミスの格闘の結末が途中で読めてしまったことにより、思ったほど楽しめませんでした。トリニティーやモーフィアス、それにネオやスミスさえも、この作品に関しては何だか印象が薄いと感じました(どうも登場人物全体が、物語の結末に向かって整然と動き過ぎているように感じました。なかなかキャラクターが立っていた前二作と比べて物足りないと感じた点の一つです)。ただそれでも面白く見たことは確かです。 7点(2003-11-11 23:33:28)(良:1票)
2. マトリックス
《ネタバレ》 ストーリーに関しては、「自分が心底信じることが大事なんだ!」という思想が根本にあるのだと、思い切り単純化して楽しませていただきました(苦笑)。難解ということで有名なこの作品のストーリー、影響を受けていると言われている『GHOST IN THE SHELL』を先に見ていたおかげか、意外と気になりませんでした(個人的には『GHOST・・・』や、士郎正宗の原作の方が複雑だと感じました)。それと、公開当初から話題の映像表現には(遅ればせながら)圧倒されました。確かにこれでは騒がれるのももっともだと納得しました。 8点(2003-10-18 01:17:40)
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