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【製作国 : オーストラリア 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. スピード・レーサー サイケデリック過ぎる映像は、真剣に観ているとこめかみが痛くなる。センスがぶっ飛びすぎてて、個人的には嫌いじゃないけど一般受けは確実にない思う。物語の深い味わいは望むべくもないが、センスがキレ過ぎているほどキレているのは確か。チンパンジーと弟が影の主役を張っているのがいい。人物がスライドしながらさまざまイメージを流していく回想シーンは斬新過ぎるし、雪の舞う格闘シーンなんかバカバカしくてかっこよかった。 面白いけど、人に薦められるかと訊かれたら自信を持って「NO」と言える。コケるべくしてコケた傑作――というか怪作。[DVD(字幕)] 8点(2009-03-18 15:12:50)《改行有》 2. アンデッド なんというか……異色作。後半のSF展開は、ついていけないというか、どう反応したらいいのか困る。「バカだなー」ですませたいんだけど、夜空に大勢の人間が浮遊している映像が無駄にかっこいい。前半かなり楽しめたし、いっそ全編コメディチックにしてもよかったんじゃないかな。それに、登場人物の半数以上がヒステリックなのはさすがに神経に障ると思った。 ただし、なんだかんだいって低予算でここまでのものを作った努力には素直に拍手したい。メイキング映像での、有毒ガスで寿命を縮めてまでの奮闘振りにはもはや尊敬の念すら湧いてくる。少なくとも製作者の情熱は本物。スピエリッグ兄弟のこれからに期待します。[DVD(字幕)] 6点(2005-06-20 00:31:53)(良:1票) 3. マングラー 設定はB級そのものなのに、観せ方がすごく上手いので映画として成立している。ホラーでは荒唐無稽な世界にいかに現実味を持たせるか(あるいは開き直るか)が分かれ目の一つだが、その点でこの作品は巧み。機械の異常さを小出しにするところは抑制が効いているし、過去の悲惨な事件を明かして話に厚みを持たせるところはいかにもキングらしいテクニック。たいして面白い映画ではないけど、その上手さには感心しました。4点(2004-05-02 14:47:43) 4. ピッチブラック センスもいいし、確かに面白かったと言えば面白かったんだけど、飛びぬけたものがなかった。エイリアンとの戦いを扱うなら、もっと徹底的にやるべきだったと思う。人間ドラマに焦点をあわせたいのはわかるが、これではあまりにものたりない。ドラマといっても脱獄囚と潜航士のエピソードだけで他の人物はかなり薄っぺらい。ドラマとしては『エイリアン4』に及ばないし、モンスター・パニックとしては話にならない。4点(2004-02-28 05:58:33) 5. 月のひつじ 地味。この映画で一番いいのは題名ではないかと思う。4点(2004-02-28 03:04:45)
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