|
1. マトリックス
《ネタバレ》 っていうか、今さら地球を取り戻しても、人間が生活できるようにするのは大変でしょ。それより、今までどおり生きた方がずっといいと思うんだけど。というわけで、主人公たちの基本的な動機に共感できなかった点と、映画としてつまらない点が悪いところ。よいところは、僕らが実際に暮らしている世界の「構造」を、「コンピュータ支配」というアイテムを使うことで、わかりやすく説明したところ。こういうテーマの作品って古今東西いっぱいあるんだけど、わかりやすさではピカイチ! この映画の世界観だけで終わっちゃあ、あんまり意味ないけど、ここからいろんなことが考えられますよね。ある人が、園子温監督の「紀子の食卓」を日本版「マトリックス」だと書いていましたが、「なるほどね」とほくそ笑んでしまいました。「紀子の食卓」はわかりにくいし、複雑で多面的な映画だけど、「マトリックス」を20歩くらい進めた、というか掘り下げた作品と言えるかも知れませんね。[地上波(吹替)] 5点(2007-08-09 15:50:11)
2. ドリームキャッチャー
《ネタバレ》 みなさんのレビューを読んで、驚きました。なぜなら、みなさんの書いていることがだいたい同じで、しかもそれは、僕が思ったこととも同じだったからです。見た人の意見が、ここまでわかれない作品もめずらしいのではないでしょうか。かえすがえすも、CM(予告編)と、本編の前半はすばらしかったですね。[地上波(字幕)] 5点(2007-03-10 08:13:07)
3. 戦場のメリークリスマス
《ネタバレ》 観念だけが一人歩きしがちな大島映画の中で、これはその観念が奇跡的にきちんと具現化した名作。五回見たが、五回目が一番面白かった。見れば見るほど深い所で見れるようになる。9点(2004-02-22 11:58:19)
|