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1. チョコレート・ファイター
《ネタバレ》 前半のノリとかは陰鬱で何これ?と思いました。監督の前々作『マッハ!』のようなノリを想定していたので余計に・・。主役のジージャーが脳障害の少女という設定にも拍車がかかり、観ていて重かったです。色々人物関係とか分かりづらいですし、そもそもボスがどういう奴なのかもよく分からずで困惑。煮え切らない主役達にもちょっとイライラ・・。でもですよ、主役のジージャーが氷屋の倉庫で遂に爆発して格闘し悪い奴らをボコスカに倒しまくった後、ブルース・リーばりの『アォォォ~』の怪鳥音が発せられた瞬間にグッときました・・。今までの鬱屈が爆発して華麗なるアクションを見せられたらもうノックアウト・・。突っ込み所はありますけど、爆発したジージャーの活躍の前ではもう、気にもならなくなります。毎回、戦う場所によってアクションの見せ方も絶妙に変化させて飽きさせません。お父さん役の阿部ちゃんも刀振り回す大アクションで盛り上げた後に驚愕のビルでの格闘。これは、ちょっと引いてしまうほどの完全命懸けアクション・・そこまでやるか!でも大満足でした。そして阿部ちゃんとジージャーがラスト二人で歩く姿は、何とも言えない余韻を感じさせてくれ今までの格闘アクション映画とは違うものを提示されたようで、また感心。良かった!でも他の方も書かれていますがエンドロールのNGシーンは単なる事故映像、それはやめときなよ!と思う場面も・・サービスが過ぎるのも考えモノです。[DVD(字幕)] 8点(2009-09-14 20:14:42)(良:1票)
2. マッハ!!!!!!!!
すごかった・・楽しかった・・これでもかというサービス満点の驚愕アクションで口もあんぐりと開けてしまいました。
トニー・ジャーの凄まじいキレのある動きは全盛期のジャッキーに全く引けを取らず、
大袈裟な例えですが子供の頃、ジャッキーのアクション映画を観た時の感動が一瞬、甦りました。
アクションのカメラワークやスピード感ある編集も見事で唸らせてくれます。
物語は誰でも理解出来るような単純極まりないものですがお陰でスンナリ「マッハ!!!!!!!!」の世界に入りこめます。
セコイ詐欺師のジョージがまたいい味を出していて本作の面白さを支えていますしラストの彼のシーンにはグッときました。
物語部分の突っ込みは野暮というもので素直にこのアクションを楽しむのが本作の正しい見方だと思います。
エンデイングまでしっかりメイキング、NGシーンまで見せるサービスっぷりに最後まで釘漬けでした。
蛇足ですが私が座った席の後ろに東南アジア系の家族がいて「うははは」と何故かアクションシーンにいちいち爆笑したり「うおおほぅっ」声をあげたり豊かなリアクションである意味、この映画を盛り上げてくれたのかも・・。
8点(2004-07-25 12:47:40)(笑:1票) (良:1票) 《改行有》
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