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【製作国 : タイ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ブンミおじさんの森 《ネタバレ》 感性という言葉がある。 風土から生じるそれは、東洋の国にもある。 精霊や前世は何?ということを、それぞれの国で、人々は自然の中で考える。 それを感性というのだろう。 頭を無にして観ると面白い。 この監督の「メモリア」を先に観てたので、こんな作品だと分かってたので、本作は楽しめた。 この先、どうなるんだろうと思わず鑑賞すると、面白い。 ストーリーは、死んだ嫁が迎えに来るという話である。 そこで、昔、王女が自分の顔にコンプレックスを抱いてることを湖のほとりで泣いてるところを ナマズが彼女を抱いて、きれいにするというエピソードが入る。 ナマズとの性交のシーンが、エロスの極みである。 そして、死んだ嫁と抱き合った男は、死にに森に入る。 そういう話である(・・と思う) 終盤、この監督得意のSF仕立ての味付けも忘れない。 ファンが多いのも分かる気がする。[DVD(邦画)] 8点(2023-05-16 01:13:51)《改行有》 2. MEMORIA メモリア 《ネタバレ》 アピチャッポン監督、初鑑賞。 ヘルツォークを思い出させるような文明批判映画と感じた。 人類の記憶の中に、西欧文明だけでは不可侵な分野がある、そういうメッセージを受けた。 あのラストの宇宙船が、その象徴だろう。 幻聴のする女性と、石の声が聞こえる男性。 この二人の邂逅に物語は大きく盛り上がる。 そして聞こえてきたのが・・ 砂浜での箱の中に主人公が閉じこめられていて、それをハンマーか何かで、 叩いて、箱をこじ開けようとする声だ。 これが宇宙船なのか(放射線とか言ってる)、彼女を殺そうとした別のなにかがあったのかは分からない。 (ただ素直に考えると、この女性は宇宙から来た人じゃないか?と思えるのだが・・) 、[DVD(字幕)] 7点(2023-01-28 20:55:50)《改行有》 3. わすれな歌 《ネタバレ》 微笑みの国、タイですら、ここまで人生が過酷とは・・。やはり未熟な経済システムの下では、芸能事務所はこんなにヤクザなものになってしまうんだろうなぁ。痛い映画だった。[DVD(字幕)] 7点(2017-05-03 00:19:05) 4. バンコック・デンジャラス 《ネタバレ》 ニコラスケイジの殺し屋、という設定がそのものマンガなのだから、ああいうラストはダメでしょう。清楚な女性と恋もするし、掟を破ってでも情の移った人間を助けるし、標的の政治家を撃てなかったりするし。これじゃ「はぐれ殺し屋人情派」だよ。まぁ、殺し屋が超堅気の女性を好きになった時点で死ぬのは、さだめだったけど、「レオン」のような切なさもなく、やはり他のレビュワーの方が言うように、中途半端ですな。でも、楽しませてもらいました。それにしてもバンコクの女性ってみんな、あんなにきれかったりするんですかね?[DVD(字幕)] 6点(2009-12-08 15:48:15)
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