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プロフィール |
コメント数 |
3511 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
監督別鑑賞作品数
成瀨巳喜男 69 溝口健二 34 川島雄三 42 小津安二郎 37 豊田四郎 20 石井岳龍 18 矢崎仁司 12 西川美和 8 山下敦弘 18 今泉力哉 24 フェデリコ・フェリーニ 24 ミケランジェロ・アントニオーニ 16 ピエル・パオロ・パゾリーニ 16 ルキノ・ヴィスコンティ 18 ロベルト・ロッセリーニ 16 ジャン=リュック・ゴダール 38 フランソワ・トリュフォー 24 ルイ・マル 17 ジャン・ルノワール 21 ジャック・ベッケル 14 ジャン=ピエール・メルヴィル 11 ロベール・ブレッソン 12 イングマール・ベルイマン 28 アルフレッド・ヒッチコック 56 ジム・ジャームッシュ 16 ホウ・シャオシェン 19 ウォン・カーウァイ 14 ジャ・ジャンクー 9 |
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1. モーターサイクル・ダイアリーズ
《ネタバレ》 勝手にバイクで南米大陸を旅するロード・ムービーだと思っていたのだが、少し違った。
バイクは前半戦で壊れて、早々に離脱してしまう。
しかも後半の30分は、旅ではなくハンセン病に関する島での物語。
勝手な思い込みだったので、予想が外れたのは仕方ないが、私にとっては真面目すぎる内容だった。
伝記ものだから、当たり前かもしれないが。
それにしても、この二人、互いの短所を補い合う絶妙なコンビだった。[CS・衛星(字幕)] 5点(2021-04-18 00:58:34)《改行有》
2. フィツカラルド
《ネタバレ》 “奇人コンビ”ヴェルナー・ヘルツォークとクラウス・キンスキーによる、ズッコける程に壮大稀有なとんでもないスペクタクル作品。
私も上記レビューに対抗して一言で言ってしまえば、“320トンの船に山越えをさせる○チガイ作品”といったところか。
結果として、山越えを果たしたはいいけれど、向こう側の河で下流までアッサリ流されてゲーム・オーバー。
なんたるオハナシ。
そんなアホな。
巨大な船を山越えさせる話をドキュメンタリー・タッチで時系列的に淡々と描くもんだから、途中ダレまくり。
冗長もいいところだった。
しかししかし・・・
ラストで下流まで流された後を受けての、ラストシーンにおける主人公を演じたキンスキーの言葉が良い。
「結果はこうなってしまったけど、実際に目にできたこと、感じられたこと、得られたことがあればそれでいい。」
そんなニュアンスな言葉。
話としては上に書いたように退屈な面はあったけど、最後の、このキンスキーの一言でジーンときてしまった。
“結果重視ではなく、その最中に感じ取れたこと、得られたこと、それが大切。”
この価値観は、自分にとっての人生観にリンクするところがあって、妙にジーンときてしまったのだ。
死ぬ間際に何も残っていなくとも、その生きてきた過程の中で、沢山の貴重な経験、素敵な出会いがあればそれでいいと自分は思っているし、そういう生き方をしていきたいと思っている。
だけどそれはリスクも高いし、時にはストレスもたまる。
社会的地位を失えば、周りから見くびられるもする。
そういう苦労の中、こうした映画を観れたわけで、妙に感銘を受けてしまったわけである。
私の様な人生観を持っている人、サラリーマンをやりながらも自分の守りの人生に疑問を持ち続けながら毎日を過ごしている人、そんな人達に是非オススメしたい一本。[ビデオ(字幕)] 7点(2007-09-02 11:31:12)《改行有》
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