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プロフィール |
コメント数 |
204 |
性別 |
男性 |
年齢 |
47歳 |
自己紹介 |
専門は邦画とヨーロッパ映画(特にフランス)。気に入った監督や俳優がいればひたすら観つづけるので、どうしても同じジャンル・国に集中してしまうようです。(だからあまりハリウッドを観ない。)
最近引っ越してしまい、なかなか映画を気軽に観ることができなくなりました。撮りためたビデオとDVDばかりになりますが、観たものは書き込んでいこうと思っています。 |
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1. 歌っているのはだれ?
《ネタバレ》 ユーゴスラビアなんて白地図渡されて「どこ?」と言われてもわかんないような国の映画が、この日本でちゃんと日本語字幕がついて観れるんだからダメ作品のわきゃないだろうというしごく最もな理由で観た映画。本当に何語かわかんないですが(セルビア語?)、邦訳された方お疲れ様です。貴方の努力が、我々を楽しませています。さて、この映画なんですが、テープやカメラなどからくるだろうハード面の悪さは別として、悪くないです。まず、ジプシーのキャラがいいです。彼の十八番の歌を繰り返し繰り返し聴く事によって、なんだか寂しい気持になってきます。しかも耳に残る。彼の寂しげな目も良し。各キャラクターがすごくキャラクターを持っていて、観ていて笑ってしまうようなシーンがたくさんあります。そしてブラックユーモア。その鋭いセンスにビックリします。紳士が川に落ちるシーンなんて、「え!?」と思うこと間違いなしです。最後の結末も、あっさりとしていて毒があって、さらにシビア。全体が短くまとまっていることも好印象です。ユーゴスラビアという未知の国を、この映画で体験してみるのもいいかと。7点(2004-01-19 04:30:15)
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