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【製作国 : フランス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
21. 青の稲妻 製作国は中国・日本・韓国・フランスとあるが、極めて台湾映画的な雰囲気を感じた。 台湾映画の“自然な語り口”としての良い所と、台湾映画独特の“退屈さ”、その両方を感じたのだ。 ホウ・シャオシェンの作品にも似た作品だったが、ホウ・シャオシェンの作品はもっと直接的な暴力描写やイベントが発生するのに対し、本作はそれが見られない。 それと、ホウ・シャオシェンの作品は、日常を映し出したにすぎない映像の中から、映画としての作為的な部分が自然と感じられるのに対し、本作は映画的な作為性が前面に押し出されているという点において、その趣きを異にしている。 そういった厳密な部分で言えば、ホウ・シャオシェンの作品とは異なるし、台湾映画的とは言えないのかもしれないが、日常的な雰囲気を纏ったその作風は、存分に台湾映画の匂いを感じるのである。 北野武がプッシュしていることからも分かるように、芸術映画としての魅力も感じることができる作品だ。 ただし、北野作品ほど面白くもないし、衝撃的でもないし、心が温まるわけでもないし、音楽が素敵でもない。 そういう点において、北野作品には遠く及ばないのではないだろうか。 しかしそれにしても、邦題が悪い。 青の稲妻?! 観終えた後でも全くピンとこない邦題だ。 英題は“Unknown Pleasures”。 これは実に的を射ている。 言われてみれば、本作は全編に渡って、主人公の少年二人を中心に退屈さと絶望が渦巻き、女性との関わりでさえ楽しさは微塵も感じられない。 それは地道に努力して生きていくことを断念させ、銀行強盗や宝クジの様な一攫千金への即席的な興味に少年達を走らせる。 アジアの倦怠というか、何というか、どうにもならない鬱積した空気が本作には漂っているのだ。 題名一つでここまで理解の深さが変わってくることを考えると、この『青の稲妻』という邦題のダメさ加減が非常に気になってくるのであった・・・[ビデオ(字幕)] 5点(2009-06-21 16:09:04)《改行有》 22. アッシャー家の末裔 眠い、眠い。。眠いったらありゃしない! もっとも、深夜に観ていたらから、元から眠かったんだけど。 それにしてもつまらない。 後からつけられた音楽も眠さを増長するばかり。 染色した意義もよく分からない。 幻想的な感じは出ていたかもしれないが、だからどうした!という感じ。 サイレントでも、ラングやグリフィス、シュトロハイムは大丈夫だけど、このサイレントの名作とやらは無理だった。[CS・衛星(字幕)] 1点(2009-01-25 02:33:30)《改行有》 23. あこがれ (1958) フランソワ・トリュフォー18本目。 やはりトリュフォーは変態だった。[ビデオ(字幕)] 5点(2008-05-05 17:51:33)《改行有》 24. 藍色夏恋 まるで日本の連ドラをそのまま映画っぽくして、台湾映画風味を加えた様な作品。 映像・ストーリー・役者の魅力、全てにおいて突出したものは感じられませんでした。 ただ一つのプラスポイントとしては、台湾の緑が色鮮やかに映し出されていたことでしょうか。 台湾に行ったことがある人にとっては、その映像だけでも、(多少)は楽しむことができるかもしれません。 それにしても、ヒロインの女のコより、その友人の女のコの方が可愛かったけどなぁ・・・ 脚も綺麗だし。[DVD(字幕)] 6点(2008-03-15 23:42:09)《改行有》 25. 赤い風船 例えれば、「少年と赤い風船のプチ・ロードムーヴィ」か。 何とも切ないお話である。 30分ちょっとの間に雄弁に語られる少年と赤い風船の物語。 時に哀しく、時にユーモラスに。 テクニカラーの独特なカラー映像、街に映える風船の鮮やかな赤。 いかにも映画といった映画で、音楽と映像、そしてストーリーが、赤い風船の摩訶不思議な動きと相まって、不思議な感動を呼び起こす。 メルヘンな雰囲気が好きな人なら気に入るはず。 [ビデオ(字幕)] 6点(2008-01-30 22:44:05)《改行有》 26. 青いパパイヤの香り 少女役の女のコがとにかくかわいい! そして微妙なエロスを感じさせるところもグッド! 全体的にゆったりとした展開なので、多少イライラ感も出るが、やはりトラン・アン・ユンの作品は良いですね~[DVD(字幕)] 6点(2007-10-13 10:26:36)《改行有》 27. 暗黒街のふたり 先日、30年ぶりに日本のテレビに登場した72歳のアラン・ドロン。 72歳のアラン・ドロンは、本作を自身のお気に入り5作品の一つにあげていました。[ビデオ(字幕)] 6点(2007-10-12 16:39:49)《改行有》 28. 悪魔のような女(1955) 確かに最後のトリックはびっくりしました。[ビデオ(字幕)] 6点(2007-10-12 16:38:13) 29. 愛の神、エロス 『若き仕立て屋の恋』は勿論素晴らしいが、やはりアントニオーニの『危険な道筋』でしょう。 何かと批判されがちな本作のアントニオーニ短篇ですが、個人的にはかなり気に入っています。 まず映像が綺麗。 そして、アントニオーニ色が、そこかしこに散りばめられていて、思わず目を細めてニンマリしてしまいました。 車が三叉路を戻ったり、支柱すれすれに通ったりする何気ない(意味のない?)シーンに、アントニオーニの香りを感じました。 それと、男性が女性の住むお城を訪ねる際に階段を登った時、不自然な風が吹きますが、あれを観て私は『欲望』を思い出しました。 『欲望』の公園に吹いたあの不自然な風。 あれを想起させませんか?? え?想起させない?? いや、そんなことはないですよ。 想起させますよ! いや、絶対に!! ところで傑作間違いないウォン・カーウァイの「若き仕立屋の恋」ですが、本作の魅力を女性諸氏には理解できないのでは?という不安が沸き起こりました。 なぜならば、男性側から見た非常に直接的な性的欲求が根本に横たわっているからです。 そして、自慰的行為として青春時におぼえる「手」による行為。 その流れから、憧れの女性の「手」というものは、女性から見た単なる「手」とは異なり、感動的で純愛的な感触を生む。 「手」という器官を通して伝わる男性の純愛的な性的欲求。 これがまさに本短篇の副題に掲げられた“純愛”を指すわけなのです。 それにしても主演のコン・リーは色っぽい![DVD(字幕)] 7点(2007-10-12 16:35:36)《改行有》 30. 愛してる、愛してない...(2002) 『アメリ』よりこちらの方が断然面白い! ラストシーンには、すっ転びそうになった。[ビデオ(字幕)] 7点(2007-10-12 16:28:58)《改行有》 31. 赤い手のグッピー 終盤近くから俄然面白くなるミステリーサスペンス。 ただ、スロースタートなのが残念。 出だしから中盤にかけてややだるい印象が残るのだ。 話としてはとても良くできているので、ラストはかなり楽しめるのだが・・・ ベッケル作品ではお約束となった“平手打ち”も終りの方で出てくるし、ファン・サービスも怠っていない。 しかし、これが40年代前半の作品であると観た後に知り、かなり驚いた。 ヒッチコックも顔負けの素晴らしきサスペンスだ。 これでベッケル作品は、その大半を観たことになる。 ベッケル作品は、どれも高いレベルのものばかりであった。 フランス映画特有の難しさや理屈っぽさもなく、ヒッチコック作品にありがちなやり過ぎ感もない。 極めてストレートでいて重厚な作品ばかりである。 ベッケルは、フランス人監督の中では比較的知名度は低い方かもしれないが、その作品レベルの高さから見れば、超一線級の監督である。 ジャン=ピエール・メルヴィルやロベール・ブレッソンなどの硬派なフランス映画を好む方には、絶対外せない監督であろう。[ビデオ(字幕)] 7点(2007-10-04 22:09:40)《改行有》 32. アンダーグラウンド(1995) まったく肌に合わず。 でも凄い作品であることは間違いない。[ビデオ(字幕)] 1点(2007-10-04 10:54:36)《改行有》 33. アラビアンナイト(1974) フランコ・チッティとニネット・ダヴォリの“夢の競演”! それ以外の見所は・・・ [ビデオ(字幕)] 5点(2007-10-04 10:49:28)《改行有》 34. アメリ オドレイ・トトゥ出演作で比較すると、「愛してる、愛してない...」の方がブラックで好き。[ビデオ(字幕)] 6点(2007-10-04 10:47:41) 35. アトランティック・シティ ルイ・マル作品の中では一番好き。 バート・ランカスターが渋くてかっこいい![ビデオ(字幕)] 7点(2007-10-04 10:45:28)《改行有》 36. アタラント号 ジャン・ヴィゴの名に踊らされて鑑賞・・・ ミシェル・シモンが演じたおじさんはインパクトがあったが、それ以外に魅力は感じなかった。[ビデオ(字幕)] 3点(2007-10-04 10:43:47)《改行有》 37. アルファヴィル 自己模倣を繰り返すゴダール作品群の中にあって、異色の本作。 その点を評価したい。[ビデオ(字幕)] 5点(2007-09-20 23:45:31)《改行有》 38. アデルの恋の物語 この女優さん、すごいんだろうけど、イマイチ好きになれず。 [DVD(字幕)] 4点(2007-09-03 16:22:02)《改行有》 39. アントワーヌとコレット 短いが楽しめました。 やっぱり、この“ドワネルもの”シリーズはハズレがありませんね。[ビデオ(字幕)] 6点(2007-09-03 16:21:11)《改行有》 40. 赤い砂漠 最も良かった頃のアントニオーニ風味が、やや色褪せつつも十二分に残った作品。 色使いがとても印象的で、モニカの服の色とか、とても印象に残っている。 『太陽はひとりぼっち』や『夜』には及ばないものの、アントニオーニの描く、愛の不毛と退廃的な雰囲気を感じられるのが良い。 それにしても、劇中でモニカを口説く男。許せない![ビデオ(字幕)] 7点(2007-09-03 16:14:12)《改行有》
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