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【製作国 : フランス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1
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1.  甘い生活 《ネタバレ》 「道」でも触れたけど、コレなんかもイヤらしい(別にイヤらしくなくてもいいけど)中年になって以降に見るとマストロヤンニ扮するゴシップ記者マルチェロへの感情移入度が(そりゃもうとんでもない程に)激変する典型的な作品だと思う。人間誰でも若い頃には胸に掲げる理想があり、将来への輝かしい展望を持つ。勿論、それを見事に達成する者も(ごくまれには)いるだろうが、やはり現実は厳しくこと志と違った地点に敢え無く到達してしまう人生の侭ならなさを痛感する者が大半だと推察する。私も御多分に漏れず今ではしがない塾の講師として辛うじて口に糊する日々なだけに、マルチェロの「流石にいつまでもこんな頽廃した暮らしを続けていてはマズイ。何とか脱却しなくては…!」という思いも束の間、いつの間にかズルズルと慌しくも気だるい日常に引き摺られてゆく描写は痛いほど共感してしまった。全くもってフェリーニの旦那は容赦ないッス。ラスト、砂浜に打ち上げられた巨大な腐魚の象徴する余りに重い後味に9点。嗚呼、意志弱き者よ。汝の名は…![CS・衛星(字幕)] 9点(2005-08-19 00:32:32)(良:2票)

2.  悪魔が夜来る 《ネタバレ》 STING大好き様に粗方語り尽くされた感もあるが、私なりに本作をコメントしてみたいと思う。カルネ作品は初レビューなのでチョット緊張するけど(笑)。私はどんな作品でも役者の演技に引かれる性質(たち)なので中心はどうしてもソコに来る。本作キャストでの個人的なMVPは矢張り、悪魔を演じたジュール・ベリとなる。実際、ナチズムの理不尽さを体現し、ジルとアンナの純粋な「愛」に拮抗させる狡猾極まりないインパクトを生み出したのは彼の凄みを利かせた名演あってのコト。次いでドミニクに扮したアルレッティが秀逸。彼女のデッドパン(無表情)ぶりがユーグ男爵とルノーを両天秤に掛け、殺し合わせるに至る妖艶な魅力に絶大な説得力を放っていたと思う。ジルはアンナとの愛に目覚めるが、彼女は最後まで男を破滅させる悪女の道を貫いてピカレスク・ロマンの醍醐味というモノを我々に教えてくれる。本作でのドミニクというステップを踏んだからこそ「天井桟敷の人々」でのガランスに結実したのでは、とも思ったりする。レジスタンス魂を代表する主役カップルも勿論素晴らしい。特にジル役のアラン・キュニーのイケメンっぷりは「甘い生活」や「エマニエル夫人」での彼からは想像もつくまい。アンナを演じたマリー・デアも初々しいだけでなく、ジュール・ベリの怪演に一歩も退かぬ芯の強さを垣間見せ天晴れ。これら一連の演技を(新劇調のオーバーアクトを百も承知で)巧みに引き出したのが、見事にバランスの取れたカルネ演出とプレヴェールの格調高き台詞にあるとすれば、ましてやレジスタンス魂の最高傑作とも云うべき「天井桟敷の人々」への重要なワンクッションとするならば、本作は決して軽視さるべきではない!と確信する。9点(2004-02-24 00:13:25)(良:1票)

3.  悪魔のような女(1955) 《ネタバレ》 傑作「恐怖の報酬」には惜しくも及ばないものの、こちらも素晴らしい。何と言ってもラストの衝撃のどんでん返し!!一見ミステリかと思わせておいてホラーという展開は或る意味反則に近いのだが、アラン・パーカーの「エンゼル・ハート」なんかと違って、クルーゾーは直接ビジュアルで見せるような愚を犯さず、少年のさりげない台詞で絶妙に暗示するだけなので観る者の感性に遥かに訴えて実に秀抜。ジョルジュ・ヴァン・パリスの音楽が幕切れの不気味さを一層増幅させて見事!このミステリとホラーの絶妙なブレンドの味わいはディクスン・カーの傑作「火刑法廷」にも通じるものがあるナァ…。出演者では矢張りヴェラ・クルーゾーがMVP。名優シャルル・ヴァネルの使いドコロを誤った感が拭えないので悪いけど1点マイナス。リメイク版?論外! 9点(2003-10-16 15:00:23)(良:1票)

4.  アンダルシアの犬 至高のアヴァンギャルド映画として不滅の光芒を放ち続ける傑作中の傑作。僅か17分に込められた狂気の連続に君は耐えられるか?コレこそが、否、コレのみが「シュールレアリスム」なのだ!天才監督ブニュエルと抽象画家の巨匠ダリが紡ぎ出す摩訶不思議な映像に…酔え!!9点(2003-01-07 23:55:00)

5.  アンリエットの巴里祭  ハッキリ言ってデュヴィヴィエのピークが戦前の作品群(「望郷」・「地の果てを行く」・「商船テナシチー」・「舞踏会の手帖」等々…)にあるコトは百も承知なのですが、この52年作品もペシミスティックな彼の作風らしからぬ愛すべき洒脱なコメディとして捨て難い味わいがあるモノで…個人的には大のお気に入りです。ラブロマンスとサスペンス、という正反対のベクトルで二人のシナリオライターが展開する脚本に翻弄されるキャストたちの何ともハチャメチャな可笑しさ。中でもミシェル・オークレールが出色の演技で最高ッス!ヘプバーンの「パリで一緒に」(1964年 監督:リチャード・クワイン)は本作のパクリもといリメイクらしいですが、出来はもう雲泥の差なので呉々も観ぬが吉かと…。オッと本作は、まぁ8点というコトで一つお願い致しますw。8点(2003-07-20 11:10:44)

6.  アザーズ 《ネタバレ》  何より嬉しいのはティーンエイジャー大量殺害残酷スプラッタとかじゃない正統ゴシック・ホラーを真剣に作ろうというひたむきさに満ちた本作の監督が超ベテランの老体監督なんかではなく、弱冠30歳の若き新人監督であることだ。演出&脚本&音楽と獅子奮迅のアレハンドロ・アメナバールお見事!!どうしても比較を避けられない「○ックス・センス」のシャマランにせよ、若手の有望監督がムードで丹念に恐怖を積み上げる作風なのは個人的に大いに歓迎すべき点である。オチが途中で読めようと読めまいと本作の価値には大して関係ないだろう、と個人的には思う。そんなコトに目くじら立てるよりも素直にこのジワジワ感を味わって欲しい。「シックス・○ンス」のパクリ?というよりも、ヘンリー・ジェイムズの小説「ねじの回転」を連想したナァ、私は。不気味な姉弟とか、以前の使用人の幽霊とかさ。それと、ニコール・キッドマンってハッキリ言って大嫌いだったんだが、本作で大いに見直してしまった。出演者は子役と地味な脇役ばっかりだから、彼女がコケたら作品全てが台無しになるだけに実によく頑張って物語の牽引車としてのグレースを演じきっていた。トムと別れてから急に良くなってきた感じw。私見だが”生者と死者の視点の逆転”という発想にまでは「○ックス・センス」は及んでいなかったと思う。その意味で本作は決してシャマランの二番煎じなどではない。あのラストの降霊会場面の鮮やかさは恐らく何度観ても唸らされるだろう。何はともあれ、ホラーがこの嬉しい現象を今後も続けることを願って…8点!! 8点(2003-03-23 05:20:39)(良:3票)

7.  雨の訪問者  米本国でどうも今イチだったブロンソンは、ジャン・エルマンの「さらば友よ」に出演してアラン・ドロンを食う渋い男臭さを発揮。注目を集める中、本作に出演して人気を決定づけた。そういう意味でセバスチャン・ジャプリゾ渾身のオリジナル脚本は、ブロンソンを念頭に書かれているから、彼の個性がグッと活かされてるのも当然と言えば当然。ただ、個人的には名匠ルネ・クレマンがどうも本作以降仏サスペンス映画御用達職人に成り下がった印象が強く、ヒロイン役のマルレーヌ・ジョベールという女優が赤毛でソバカス顔なのも好みに外れてるもんで…7点。7点(2003-02-04 03:00:03)

8.  悪魔のようなあなた 《ネタバレ》 我がご贔屓ジュリアン・デュヴィヴィエ監督の”遺作”…。サスペンス・ミステリなんだけど、オチも見え見えで今イチ。記憶喪失のドロンが濡れ衣を着せられた挙句にセンタ・バーガーと恋に落ちる展開にも訴求力が弱い、弱い。都合よく記憶も甦るし‥。戦前のピーク時を考えるとお世辞にも上首尾とは云えぬ出来で淋しい限り。もちろん伏線の張り方とか並みのヘボ監督よりゃ遥かに上手いんだよ??呉々も誤解なきように…。6点(2004-03-01 23:58:01)

9.  暗黒街のふたり 《ネタバレ》 ジョゼ・ジョヴァンニって脚本家としては評価するけど、監督としては正直今イチ。プロとしての修行を積まずにいきなりやってもそりゃ無理ってもんだ。コレもギャバンやミシェル・ブーケの味に頼りっ放し。残念ながらヴェルヌイユやメルヴィルにも及ばない。ドロンは中年以降、急速に魅力減退してフェイドアウトしていったよなぁ…。美男だけが売り物の俳優の宿命ってヤツ?おっと、本作は取り敢えず4点マイナァス!実話なら兎も角フィクションで辛気臭い話をやるなら、もっと力量つけなきゃネ。6点(2004-01-15 13:42:11)

10.  穴(1960)  皆さんエラク褒めてますけど…穴掘ったら、土が出ますよねフツー。その溜まった土はどう始末したのか劇中でチャンと描写してました?生憎私ゃ個人的にココで興醒め。『名匠ベッケルでもポカをやるんだなぁ、「肉体の冠」とは雲泥の差だわ…』ってのが私の偽らざる乾燥じゃなくて感想。5点(2002-12-24 01:26:49)(良:1票)

11.  アマゾネス 《ネタバレ》 テレンス・ヤングという監督は時々思い出したようにパンチの利いた秀作を発表するが、後の大半が何ともやっつけ仕事っぽい駄作を連発する中堅ドコロ、のイメージが個人的に強い。本作も残念ながら例に漏れず限りなく駄作っぽい。とは言え、4年に一度の女王トーナメントやら裸のアマゾネスたちの格闘!やらレズやらエロ好みの男性観客には大いにウケる要素がてんこ盛りなのも事実。そういう向きには寧ろ「世界観が…」とか「プロットは…」といった議論なんぞ邪魔でしかないのかも。ま、私も何となくニヤニヤしながら観ましたが、女王が男に惚れてアッサリ部族を見捨てる無責任さと、肝心のアマゾネス軍団がスキタイ軍との戦闘シーンで見せ場なのにも拘わらず拍子抜けに弱い~!のが余りに腰砕けなんで4点。或る意味珍品w。4点(2003-10-12 14:52:10)

12.  悪魔のはらわた 「処女の生血」でも触れたんだが、こんな低俗なエロ・グロ・ナンセンスを”映画”と称して製作する方便にメアリ・W・シェリー原作を付き合わせたスタッフ(アンディ・ウォーホル??)のセンスをマジで疑う。どうしても作りたきゃ完全オリジナルで挑んでみろっての。しかも(個人的に)大嫌いな”ホモ”要素まで盛り込みやがって…。志の余りの低さと原作への冒涜ぶりに大幅減点じゃあ~~~!!!2点。2点(2004-09-17 02:37:14)

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