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【製作国 : フランス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  悪なき殺人 《ネタバレ》 ある女性が吹雪の夜に行方不明になり、その地域の住人や関係者それぞれの視点で描かれていてなかなか面白かったです。 「偶然」の重なりとか「愛」を求めるなんて解説も目にしましたが、コトの成り行きで確かに偶然はあるにはありますが ひとりの女性が行方不明になってしまう原因となるものは無意識とかピュアなものではなく、人間の欲や利己的なものが原因と感じるし、勝手な思い込みというのも気を付けないといけませんね。一方的というのもよくないですね。 あちこち聞き込みをする警察官もそのうち何か露呈するんじゃないかとまで思ったんですがそれは考えすぎでした。 コートジボワールにまで話が及ぶところがネット時代だなと。本当にキチンとそれぞれの視点、経緯で語られていて徐々に徐々に真相がわかるというのがいいですし、時系列に戸惑うこともないです。 邦題の「悪なき」というのがちょっとよくわからないです、直訳じゃサマにならないのはわかりますが。 マリオン役の女優さんがウマ・サーマンによく似てるなと。名前が、名字がなかなかおぼえられそうにありません。文字入力もめんどくさそうです。[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-05-21 16:00:15)《改行有》

2.  青いパパイヤの香り 《ネタバレ》 この映画が公開された当時、エキゾチックな単館系アジア、中東を描いた映画がとにかく話題になっていたと記憶しています。「ジャーニー・オブ・ホープ」には泣かされたっけ。 この作品も当時、とても話題になっていてウォン・カーウァイと同様にヌーベルヴァーグ扱いだったと思う。 こっちはベトナムですし、監督も俳優もフランス生まれ、育ちが多いようですし確かにフランスの影響は強いでしょうね。 まあ、とにかくなんといっても子ども時代のムイでしょ。この子が全てだったなと見終わって感じたのでした。なのでいきなり10年後になってしまった落胆ときたら。。。名前はルー・マン・サンというのね、フランス生まれで検索しても映画出演は本作しか出てこない。現在40歳だという。 セリフは極端に少なく、俳優の演技力は特に必要とは思えず、実際素人ぽくぎこちない人が多い。ただただ10歳のムイを眺めていたいのです。 淡々と日常が描かれ、起伏はないけど起きることは日常的とはいえないし、あのお嬢さん以外は表に出さないだけで喜怒哀楽というものはこちらにきちんと伝わります。 家のつくりや装飾、光と影といった風景とカメラワークが素晴らしく、人物も風景のひとつというような感じです。 熟す前の青いパパイヤを切るシーンがいいわね、日本でのベトナム料理の普及に一役買った映画でもあるんじゃないですかね。 不思議な雰囲気、魅力はあると感じます。 不満をいえば、音楽が何か違和感。私は合ってるとは思えなかったです。[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-10-12 14:05:38)《改行有》

3.  アマンダと僕 《ネタバレ》 まず、街並み風景がとても良いです、夏の陽射しの美しいパリの街です。 どうやら母親は亡くなるらしいくらいの予備知識だったので、あの風景と穏やかな毎日から一転というところはちょっと戸惑いました「ええ~?!こういうことなの??」て感じ 姉を母を突然亡くしたダビッドとアマンダの日常が淡々と描かれていて、凄く惹かれるわけでもないんですけどなぜか最後まで目が離せなくなってしまいました。 アマンダ役の子役が少々ポッチャリしててどこにでもいるような女の子って感じなんです。7歳にしては大人びた顔してるし。 やたら足が長くて小顔で可愛らしくて子どもモデルみたいな子役に慣れていたのもあって、ちょっと意外だったんですが、ラストのセンターコートでの泣き顔や表情を見ていたらこの子で良かったんだなあと。突然の悲劇に子どもなりに必死で堪えてるのがわかって胸が痛む。そしてみんな思いやりがあっていい人たちなんですよね~ グレタ・スカッキは若い頃はセクシー系悪女みたいな雰囲気があったと思うんですが、すっかりふくよかな善人という感じになりましたね。[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-12-18 21:45:44)《改行有》

4.  アンナ・カレーニナ(2012) 《ネタバレ》 タイトルだけは知ってました、原作は知りません。 原作は大変な名作であることも知ってましたが映画化されたものを観るのは初めてです。 英国俳優総出演という感じのキャスト、撮影も演出も凝っていて拘りを感じるんですが、如何せん主人公のアンナに共感もなにも湧かずでは面白くないんですよね。 自己中というか情念というか、ひとりでかっかして自滅していったみたいな。もう少し奥ゆかしさみたいなのがあればまだよかったんですけどね。そこんとこはキティをうまく対比させているんですね。 アンナ・カレーニナとは聡明でたくましく生きた19世紀の女性のはなしという勝手なイメージを持ってましたがまったく逆でした、こんな不倫もののメロドラマとはね。ちょっとがっかり。[CS・衛星(字幕)] 5点(2019-05-07 18:04:26)《改行有》

5.  アンノウン(2011) 《ネタバレ》 リーアム・ニーソンには、その風貌から英国コスチューム物、社会派ドラマ、人間ドラマで演技力を見せる俳優というイメージがあるんですが、本人はアクションが好きなんですね。「96時間」のインタビューで「なぜアクションに?」という質問に「ラクだから、パリに行けるから」と答えていたと何かで読んだ記憶があります。 で、ここでは植物学者ということで夫婦でベルリンに到着したのはいいけどすぐに不測の事態に。 ポランスキーの「フランティック」みたいな感じだなと思ったんですが、植物学者らしからぬ見事なハンドルさばきを見せたカーチェイスで「これはご都合主義」と受け取っていいのか?と。 しかし真実がわかった時点でだからあの運転なのかと納得しました。そして某アクション映画シリーズが浮かんだ方は多いはずだと思います。 最初からなんかどっかで見たことある感じはあるんですが、とうもろこしは守られたし展開が早くて退屈はしませんでしたし、やっぱりニーソンを筆頭にブルーノ・ガンツ、フランク・ランジェラという俳優の持つイメージ、雰囲気がそれなりに重みをもたらす結果になってよかったんじゃないかと思います、クールなダイアン・クルーガーもキレイです。 御年66歳のリーアム・ニーソン、お元気そうでなによりです。[CS・衛星(字幕)] 6点(2019-04-25 18:49:52)《改行有》

6.  ある秘密 《ネタバレ》 第二次世界大戦下のフランス、ユダヤ人一家とくればナチスの迫害によって引き裂かれた家族の悲劇・・・いえ、これは違った。 結局は結ばれたマキシムとタニア、その背景に戦争とホロコーストがあったみたいな感じでした。 いわゆる自殺でしょうか、でもアンナは自分だけが消えることはしませんでした、息子を道連れにすることはマキシムへの復讐なのか、息子までもタニアのものになるのが許せなかったのか・・・ 中盤過ぎるまではサニエちゃんの良妻賢母ぶりが、ちょっと物足りないなぁなんて感じてましたが後半はしっかりサニエちゃんでした。 監督はクロード・ミレール、なかなかの秀作だと思います。 かつてのように、ヨーロッパの良い映画がいつからか日本ではあんまり話題にならなくなりましたねぇ、とても残念だわ。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-06-15 00:11:53)《改行有》

7.  あの胸にもういちど とてもいい映画だからと祖母に連れて行ってもらったチャップリンの「ライムライト」一緒に上映されていたのがこの作品でした。私は小学校高学年、祖母はアラン・ドロンが出ている、程度の知識しかなかったと思います。 「ライムライト」を見終わり、いよいよ始まった二本目のコレ、すぐに保護者と一緒に見るべき映画ではないということがわかった。私はただただスクリーンを見つめるしかなかったです。横にいる祖母はもっと困ったんじゃなかろうか、でもなぜか祖母は退席しようとはせず、私は突然の衝撃のラストシーンに度肝を抜かれたのでした。たしかあの時、劇場内に子どもは私ひとりだったと思う。まわりの人たちはどう思ったのかなあ。 この映画でチーズ・フォンデュなる食べ物を初めて見た。もちろん当時は食べたことなどなかったし、名前も知らなかったです。以後「あれはなんだろう?」と、憧れの外国の食べ物のひとつになりました。[映画館(字幕)] 6点(2010-10-27 15:31:40)《改行有》

8.  赤い航路 《ネタバレ》 これは衛星で何度か放送された時にチラッと何度か観たことはあった。初めて全編通して観ました。 なんかやたらエッチなシーンはあったけど、全然官能的じゃないしエロティシズムなんて感じなかったです、むしろコメディみたいだった。私がおかしいのかもしれません。愛情と憎悪は表裏一体ってことはわかるんですけど、ラスト近くは映画が破たんしてます。ポランスキーは子供時代から悲惨な経験してるしやっぱり情緒不安定な人なのかもしれない。ロリコンみたいだけど、子供には心が許せる人なのかな?ここでもインド人の女の子が癒しの存在みたいに登場してるし。 女の私でもミミは理解不能です、いわゆる不思議ちゃん?不思議ちゃんは苦手です、近づかないほうがいいですね。 誰がいちばん怖い強いってフィオナでしょ、ラストについに示した存在感。夫がミミに惹かれてるなんてことは最初から察知してるんです、女二人のあの緊迫のダンスシーンはどうよ、どこがといわれればこのシーンがいちばんエロい。 あれはある意味フィオナの宣戦布告と私は感じました。そしたら直後にオスカーとミミの決着がついた。 ナイジェルとフィオナ、家に帰れば依然となんら変わらない日常を送ると思います。 それはそうと前に観た時は思わなかったけど、今回はエマニュエル・セニエが最初からデヴィ夫人に見えてしかたなかったです。あと、あの当時流行っていた曲がいっぱい使われてて懐かしかったです。[CS・衛星(字幕)] 5点(2010-04-16 01:54:23)《改行有》

9.  愛人/ラマン 《ネタバレ》 最後まで少女が華僑の男に対して冷たくそっけないのはやはり人種差別があるのですね。「中国人なんてこっちからは望まないわ、ただお金持ちだからよ」というような態度でした。けれどフランスに帰る船上でピアノの演奏を聴くうち、こらえていたものが一気にふきだし泣き崩れる、なんだかよくわからないけどとにかく無性に哀しいという気持ちというのでしょうか。 10数年ぶりに再見してみたら結構新鮮でした。今回は少女も中国人の男も最後まで名無しだったことに気が付いた。 今までお気楽に女と寝ることくらいしかすることのなかった資産家の32歳の男が初めて女を愛することと、それが受け入れられない成就できない苦しみを知り、苦悩する。早熟ではあるけれどこの男の想いを受け止めるには彼女は幼い。10数年前に観た時よりもレオン・カーファイが魅力的でした。 そしてジェーン・マーチとレオン・カーファイの演技力の差があまりにもありすぎて、ジェーン・マーチが気の毒になってしまいました、雰囲気はあるけどやっぱりヘタなんです、ジェーンちゃんが。でもその演技の差がそのまま映画の中の二人のギャップを表現できたとも言えるかも。そういえばレオン・カーファイが撮影で戸惑ったことは、ジェーン・マーチとのジェネレーション・ギャップだったとインタビューで答えていたっけ。 そのギャップを補う役割みたいなナレーションなんですが、マルグリット・デュラスの「自分大好き、自分賛美」満々みたいな内容がちょっとイヤです。デュラスは映画のデキが商業的すぎると怒ったそうですが、この物欲的な人間ばかり登場する話をどうすれば芸術作品にできるというのか・・・ジャン・ジャック・アノーは大変いい仕事をしたと私は思います。[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-04-07 22:43:51)(良:1票) 《改行有》

10.  アリゾナ・ドリーム ジョニー主演だというのに未見でした、なんとなく肌に合わない気がしたし確か同じころ「ギルバート・グレイプ」があってそっちが無茶苦茶良かったから本作は忘れてしまったかもね。 どのシーンも背景やセットはかなり良いですし、20年ほど前のジョニーはほんとに美しい。しかし内容が支離滅裂といいますかはっきりいって「無」でしょ、最初から最後まで全く盛り上がることもコーフンすることもなく淡々と映像全体をぼーっと眺めて終わる映画も私にとっては珍しいことです。残念な内容でした。 この監督さんの他の作品は観たことないのですけど、元々アメリカとアメリカ人をバカにしてるのかな?そんなことも感じてしまいました。 ただアメリカ物で好きなものが「レイジング・ブル」「北北西に進路をとれ」であり、ボニーとCWでありジェリー・ルイスであるわけなのかしら。 無駄にリキんでいるようでもあり、嫌味すら感じる映画でした。[CS・衛星(字幕)] 1点(2010-02-16 10:38:16)《改行有》

11.  アパートメント(1996) ずいぶん前にハリウッドリメイク版を観て、オリジナルとそのキャストを知って「観たい!」で、この度やっと観賞しました。 大まかなあらすじは同じだけど見せ方が違うのね、フランス映画はやっぱりこうでなきゃいけない。 男女4人がすれ違ったり絡み合ったり、けれどアリス以外の三人は完全にアリスを語るために存在しているキャラと言ってよく、だから特にマックスは道化そのものという感じ。ここがリメイク版と大きく違う部分かな。 エゴと欲ですね、自己愛と保身もかな。どれもあって当たり前、でもそのバランスが悪いと厄介。リザに電話でカフェでマックスに語るとこなんて甘えとしか思えず、その上リザのあの結末を見ればアリスのしたことは許されないでしょ。結局成就しなかったのも仕方ないことです。私にとってはアリスのような人間は「ナシ」だわね、共感も切なさも感じませんでした。 なんといってもモニカ・ベルッチの美しさに参りました。黄色のニットの色目や風合いと着こなしに注目しました、こういうとこもやっぱりフランス映画のよいところです。[DVD(字幕)] 7点(2010-01-29 18:48:59)(良:1票) 《改行有》

12.  アザーズ ゴシックホラーとしての雰囲気は大変よいです。ただ「シックス・センス」のあと、というのが致命的なのね。あの写真が一番怖かったです。ニコールがああなった原因が知りたかったな。[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-07-08 22:57:47)

13.  アメリ もっと風刺のきいた辛口コメディかなと思ってたら、ファンタジックな変わり者の女の子の片思い成就物語でした。嫌いじゃないですね、色彩と背景もいい、特に部屋の壁紙がいいなぁ。この映画はかなり想像力と粋な遊び心が豊かな人じゃないと作れないと思う。 一歩間違えたらストーカー、でも悪意とかネジ曲がった欲がないの。自分にあんまり利のない自己満足っていうのかな。人が喜ぶのを見て満足してる感じ、ココがいいです。 お父さんに旅に出る決意をさせるための写真がいいネ、かわいいです。 いつでもどこでもストレートに自己主張すればいいってもんじゃないです、人間関係がいつも不必要に緊張していてギスギスしてきそうだ。 フランス人は恋愛とバカンスのために働き生きているのかもね、やっぱり。[ビデオ(字幕)] 8点(2008-09-19 12:36:21)《改行有》

14.  あるいは裏切りという名の犬 まず、ダニエル・オートゥイユもジェラール・ドパルデューも老けたなあというのが最初の感想です、カミーユが・・・「あれ?バレリア・ゴリノに似てるけどあの人ってフランス人だっけ?」と思っていたらやっぱりバレリア・ゴリノなのね、ウェービィなヘアスタイルは昔から変わりませんね。 えーっと最初は凶悪強盗団を追う刑事という物語なのかと思ったら、犯罪と凶悪犯の絡むエピソードは全てオートゥイユとドパルデューの確執と裏切りと復讐を語るためのものでした。ラストにひっくり返すための伏線のはり方が良いですね、唸りました。 ただなんというか作品全体にわたってつなぎが悪い、滑らかで弾力に欠ける感じ。昔のフィルムノワールのような「粋とタメ」もほしかったですね。つまりハリウッド的に描こうとしているのがいけないと思います、フランス人には不得手なんじゃないかな、同じ日に同じ復讐劇「ラッキーナンバー7」も放送してて、再見したんですけどその違いがはっきりしますね、どっちも「実際有り得ないだろ」ってことなんだけど、ハリウッドのほうはそんなことどうでもよくなる説得力と娯楽性があるんですね。そして女の私としてはフランス映画は女優は魅力的なんだけど大抵男優がスコーンと垢抜けたイイ男がいないのが不満です。[CS・衛星(字幕)] 7点(2008-04-19 11:58:13)《改行有》

15.  愛を弾く女 かなり前に観ました、静かな映画で少々退屈ではあったかな。でも仏頂面のよく似合うダニエル・オートゥイユにハマってました。やっぱり女の私にはああいう男の気持ちって理解できないなぁ。ストイックといってしまえばカッコイイけど。。。彼女のことをなーんともおもってないわけじゃない、むしろ好き?なのに最後まで溶けない心。レストランでエマニュエル・ベアールがキレちゃうシーンが印象的でした。彼の場合は特別なんだろうけど、埋まることのない男脳と女脳のズレみたいなものを感じたかなぁ。でも観念的でちょと疲れる映画でした。[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-09-09 23:17:18)

16.  アデルの恋の物語 まさしくイザベル・アジャーニお得意の役どころといいましょうか。いやはや凄まじかったですなぁ。初見は10何年前になりますが、これもある時ムショウに観たくなる作品のひとつ。思いだしては観てます。これは”愛”ではなく”意地”といっていいでしょう。ヴィクトル・ユゴーの娘として生まれ育ったこと、姉に対してコンプレックスを持っていたこと、そしてこれは私の想像ですが、苦労知らずでわりと我ままに育ったんじゃないかな。だからアデルという人はいつも自分の気持ちが一番、相手の気持ちは関係ないし、そんなことは考えられないのね。そして、自分がこう思ってるのにどうして?ひどいわ!誰も私のことをわかってくれないのね。となるのじゃないかしら。それに気付くことなく正気をなくしてしまったアデルはやはり気の毒な人です。アジャーニでなければ30年近くたった今もこの作品が語られることはなかったでしょうね。 8点(2003-12-21 09:32:03)

17.  赤ちゃんに乾杯! 「スリーメン&ベビー」でリメイクされたけど、私はオリジナルのこっちを断然支持します。とてもソフトで甘ったるいフランスらしいコメディですね。最初は突然現れた赤ちゃんに振り回され、厄介もの扱いしていたのが、だんだん愛しくなっていくのだけれど、それをお互いに悟られまいとするところが笑ってしまいます。これといった音効果を使わず、無表情に淡々と黙々と哺乳瓶の消毒、洗濯を繰り返し、ミルクをあげながら居眠りしてしまう彼らの姿が非常にリアルなの。自分の子ではないにも関わらず, しかも男性があそこまでしてあげられるというのは素晴らしいことです。全体にほのぼのとしてましたけど、フランスってやっぱり個人主義、おとな天国なんだなあと感じるところもありました。 8点(2003-12-20 21:13:47)《改行有》

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