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【製作国 : フランス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. アンナ・カレーニナ(2012) 原作を読んでいないためか、アンナが単なる浅はかなバカ女にしか思えません。主人公に魅力を感じないのでは、どうしようもありません。どうも原作では、キティの夫が重要な役回りを演ずるような気がするのですが、映画ではそういうこともなくただ出ているだけのような感じで面白くない。トルストイだから何らかの思想性があると思うのですが、そういうものはほとんど感じられません。原作を読んでいれば何かわかるのかもしれませんが、一見さんお断りでは映画として失敗でしょう。舞台劇風の演出は面白いけど、効果的だったかどうかは疑問。[CS・衛星(字幕)] 4点(2017-05-10 08:44:40)(良:1票) 2. アメリ 《ネタバレ》 登場人物はまあ魅力的なのですが、お話が絶望的に面白くない。とくに最初の20分くらいは苦痛ですらありました。後半少々持ち直しましたが。アメリがニノにアルバムを返す段取りなど、回りくどすぎてとてもついて行けません。アップの多用とかナレーションもうるさくてむしろ邪魔。あまりこういう表現は使いたくないのですが、「お花畑な映画」という印象。[CS・衛星(字幕)] 5点(2013-10-20 10:39:55) 3. ある公爵夫人の生涯 18世紀後半のイギリスが舞台ですが、お話は昼メロ級の惚れたはれたに終始しています。これはこれで面白く見ましたが、話の展開が早いためか、人物の心情変化が唐突に感じるところがあり、そこをじっくり描いてこそ話が生きるのではと思います。しかし男女が相手に求めるものの違いや親と子の情愛など、現代に通じる部分もあったのはよかった。[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-06-01 19:45:54) 4. 赤と黒 デジタルリマスター版 《ネタバレ》 原作は、一応支配階級に対する批判が込められているようです。たしかに聖職者が「パリに行けば出世できる」と発言するなど、ずいぶん俗っぽいという印象がありました。しかし原作発表当時のフランス人ならともかく、現代の日本人である私から見ると、週刊誌やワイドショーを賑わすような不倫と三角関係のメロドラマとしか映りませんでした。主人公のジュリアン・ソレルは、聖職者を目指したかと思うと女におぼれたりして、人間くさいといえばたしかにその通りですが、あまりにも俗物で魅力を感じませんでした。デジタルリマスターされて、映像は美しかったです。[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-07-14 18:04:21) 5. アーティスト 《ネタバレ》 サイレントであることを利用した演出とアギー君の演技(?)には感心しましたが、お話としては中途半端。男の再生物語にロマンスをからめて、結局虻蜂取らずという結果のようです。それに、あの最後はどうなんだろう? 踊ってトーキー映画に出たからどうなんだって感じ。踊るだけならセリフはいらないから、しゃべってナンボのトーキーである必要性は薄いでしょう。アイデアは認めますが、アイデア倒れ。まるでこの映画そのもののようです。[映画館(字幕)] 6点(2012-05-13 10:55:31) 6. ああ結婚 一応コメディ・タッチですが、お国柄や時代を反映してか、そんなに笑えない。フィルメーナが結婚にこだわるというのも時代を感じさせて、今なら結婚せずにすませるかもと思います。ドメニコにどれほど惚れているのか、映画を見ただけではあまりよくわからない。マストロヤンニの軟派ぶりは面白かった。[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-04-08 16:58:37) 7. 雨の訪問者 《ネタバレ》 評判がいいようなので期待したのですが、それほどでもなかった。5分で説明できるようなネタを2時間延々と続けたという感じです。ブロンソン演ずる大佐のやり方が、ほとんど詐欺で嫌でした。いくら相手が殺人犯とはいえ、ああいうやり方は卑怯でしょう。弱い者いじめにしか思えない。観客を惑わすためだというのが透けて見えてしまいます。ヒロインと夫や母親との関係も扱われていますが、印象が弱い。雰囲気はありますが、ほとんど雰囲気だけという気がします。[CS・衛星(字幕)] 5点(2010-09-23 16:51:07) 8. 甘い生活 セレブな方々のお話では、貧乏人の私にはピンと来ません。酒は飲めないしバカ騒ぎは嫌い。それと長い。スタイナーや父親とのエピソードはよかったので、その辺を中心に2時間程度に収めたら、印象が変わったかも。[CS・衛星(字幕)] 5点(2009-11-03 17:34:18)
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