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【製作国 : フランス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1
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1.  勝手にしやがれ 洒落っ気だとかアンチ・ヒーローだとかかっこいいだとか、そんな陳腐な言葉でしか観客に評価されなかったゴダール。映画という概念の捉え方、映画の本質へと向かう姿勢を示すために、教示的姿勢を気付かせるために、大衆性を排除せざるを得なくなってしまう、これ以後のゴダール作品の方向性を決定付けてしまった呪われた一本である。映画は物語の善し悪しでは決まらない。たしかに物語が良質と思える傑作は多くあるのだが、それは物語を映画的に解体し語っているから面白いのであって、決して物語が面白いのではない。 「8数えるまでに笑わなかったら絞め殺す」 パトリシアの部屋で行われる長回し、アフレコによって自由に一瞬のジャンプカットを挟み、不必要にパンして凱旋門を映したり、奇跡的に美しい車のライトを映したりする。それは要するに阿呆でも気付くところの洒落っ気ではあるのだが、その洒落っ気だけで映画が映画として成立することが重要なのであり、そのことを意識的に観客へ教示しようとする姿勢こそゴダールの特別たるゆえんなのである。映画を構成する要素に「物語」なんてものは存在しない。人、モノ、映像、音、言語、これらを使って物を語ること、それが映画なのである。 [ビデオ(字幕)] 8点(2006-12-29 02:24:16)《改行有》

2.  かげろう(2003) 《ネタバレ》 戦争って自分の意思とはかけ離れた大きな流れによって起きるものだから、現実味のないことなのかもしれない。戦争が終わったって聞いても夢を見終わったような、二度寝すればまた始まりそーな感覚。恋愛の始まり、終わりにも似たようなところがある。作中の恋愛は戦争に左右されるものなので尚更。そのたゆたっている感情、不明瞭で不確実な不安や期待を端的に表現したのが、母・息子・青年・2人の軍人の危ういバランスの関係なのだろう。この作品自体も揺蕩っているようで特別胸に迫るわけではないが、信頼・不信・友情・嫉妬・保身など感情の行き交う様子、エマニュエル・ベアールの尻など見事に映し出されていて充分に実のある内容であった。[ビデオ(字幕)] 7点(2006-05-20 05:08:01)

3.  カビリアの夜 《ネタバレ》 映画スターの豪邸で「アタシ電気も水道もちゃんと通ってる家に住んでるのよ」と得意気に話すカビリア。売り子たちや貧しい家族しか知らないカビリアはその価値観でしか物事を捉えることができない。日本では背の小さい娘はもてはやされたりするが、カビリアの背の低さはどこか滑稽で、より悲哀を感じてしまう。彼女を含む群集が神頼みするシーンがあるが、これは正に“苦しいときの神頼み”といった感じで、「どうかご慈悲を~」と喚く姿は見苦しく、都合よく神を利用する姿は信仰の薄っぺらさを感じさせる、フェリーニらしいシーンであった。が、ラストの笑顔を見ると「人生を変えてください」というカビリアの願いは叶えられたのかもしれないとも思う。彼女はあの時何を思ったのだろう。「もう男とか神とか救いを求めたりしない。自分の力で生きていく」かもしれないし、「私は私らしく楽しく生きる」かもしれないが、情けないような悲しいような吹っ切れたような感情だったのだろう。救いなど存在しない庶民のリアルを冷たく暖かく描いたフェリーニ初期の傑作。パゾリーニの参加には驚いた。[ビデオ(字幕)] 9点(2006-04-15 19:03:06)

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