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プロフィール |
コメント数 |
1907 |
性別 |
男性 |
年齢 |
62歳 |
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1. カビリアの夜
「プリティ・ウーマン」とは真逆のストーリーで、辛辣な展開ながらも、
救いのあるメッセージが用意されているので、後味は決して悪くはない。
前半はヒロインの日常生活を淡々と描くシーンが多いが、
ジュリエッタの表情豊かな演技と、コミカルな姿を見ているだけで飽きなかった。
ラストのカットは秀逸で、映画らしい表現と映像演出には素直に脱帽。
知らない間にヒロインに感情移入していたのだと、このとき初めて気づかされた。
同監督の「道」よりインパクトは弱いが、フェリーニの才能を改めて認識させてくれる作品。[DVD(字幕)] 7点(2012-09-30 14:27:27)《改行有》
2. 勝手にしやがれ
ヌーヴェル・ヴァーグの代表作で、ストーリーはほぼ0点、演出はほぼ満点という、
いかにも鑑賞者の感性で評価が別れそうな作品。ジャン・ポール・ベルモンドはまだ若くて、
本作ではとぼけたカッコよさがあり、恋人役の女の子もコケティッシュでかわいい。
初期のルパン三世が、このあたりの作品の影響を受けていることがよくわかる。
映像、音楽面でも出来はいい洒落た映画。[DVD(字幕)] 6点(2012-05-17 08:03:38)《改行有》
3. 華麗なるアリバイ
「華麗なるアリバイ」っていうほどのことじゃない。
新聞の三面記事あたりで見かける事件程度の内容で、肝心のトリックも人間関係も動機も、
アガサ・クリスティとは思えないほど陳腐。配役も演出も取り立てて目を見張るものはなし。
まあ原作は読んだことないけど、このタイトルに関しては誇大広告もいいところ。[DVD(字幕)] 2点(2011-08-16 07:27:16)《改行有》
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