|
1. 木靴の樹
いくらなんでも長い。リアリズムを象徴する屠殺シーンの迫力はあったものの、ストーリーの展開に起伏がほとんどないため見ているのがしんどくなる。[DVD(字幕)] 5点(2016-02-11 03:03:27)(良:1票)
2. 気狂いピエロ
途中までは面白かったんだけど、小人が出てきてからはさっぱり。私が感じた面白さというのも、「なんじゃこりゃ」「どうなってんだ」の釣瓶撃ちで感覚が麻痺して笑ってたとも言えるし……。押井守は「映画監督になろうという人以外は観なくていい」と言っていたらしいですが、本当にそんな感じで、ゴダールの美意識はビンビンに伝わってくるものの、娯楽として面白いものを作ろうとはしていないという印象です。「ラストショットが『山椒大夫』からの引用だ!」というのもあまりにもどうでもいい情報で、あっそう……と。私の5点は、私の感動をそのまま他人の頭のなかに移し替えれば10点になるのかもしれないです。理解できないものが美しいというのなら。[DVD(字幕)] 5点(2014-11-14 13:56:38)
3. 96時間
《ネタバレ》 リーアム・ニーソンが演じるお父さんに存在感がない。この場合の存在感とは、リアリティの話ではないです。敵のみなさんが幻覚と戦って勝手に負けているように見えます。お父さんはこの映画の登場人物たちの想像上の人物なのではないでしょうか。誘拐された娘(お世辞にも可愛いとはいえない)と不安と緊張に雁字搦めになった母(ジェームズ・ボンドの首を太ももで閉めてた人)の苦し紛れの妄想が具現化した存在なのでは…この映画、実はホラーかもしれません。[ビデオ(字幕)] 4点(2013-08-15 12:23:48)
|