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1. 黒猫・白猫
エミール・クストリッツァ好きなら間違いない作品。いつもの民族紛争や政治思想といった暗い背景は抑え気味で底抜けに明るい人生賛歌が描かれている。ラブストーリーが軸になっているが、そこはやはり一筋縄ではいかないのが通例。黒猫白猫はじめ豚やガチョウや山羊といった動物達が繰り広げるアンサンブル。例のごとく永遠に続くかと思える結婚式の宴。思えば映画の半分以上が宴のシーンな気がする。「アンダーグラウンド」に比べると中毒性では劣るが、とにかく明るいドタバタ劇なので気軽に見られるし、私はこっちの方が好き。クストリッツァ初心者にもオススメ。[DVD(字幕)] 10点(2017-10-22 22:51:13)(良:2票)
2. グランド・イリュージョン
瞬間移動できるヘルメットとか、ああいうの嫌い。
だってどう考えても不可能でしょ?これ見て素直にパリの銀行入っちゃった!スゲー!なんて思う人居るの?
テレビでやってたマジックで、メニュー表からハンバーガーを取り出すというのがあったが、あれと全く同じ。魔法でも使わない限り出来るはずがないんだから。どや顔でこんなの見せられても興ざめである。
凄いイリュージョンを観たかったんだけど、なんかチープなC級クライムサスペンスを見せられた感じ。[DVD(吹替)] 4点(2014-03-28 22:09:43)《改行有》
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