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1. ゴーストライター
ユアン・マクレガーがよかった。画面の色合いがすき。静かなサスペンス映画で派手な事件はない。でも彼(ゴーストライター)とともに事件を追いかけていくのが面白かった。いろんな意味でポランスキーを彷彿とさせるエピソードがあるけれども、何かメッセージをうちだしているわけではなくて、押しつけがましくない。大統領の妻役のオリヴィア・ウィリアムズが印象的だった。[地上波(字幕)] 7点(2012-08-28 09:01:25)
2. 好奇心
《ネタバレ》 やはりフランス映画、特にヌーヴェルヴァーグ時代のものが好きなんだなあと再認識。
テーマはきついし、人に好きと公言できない映画だけれども、それでもなんとなく観てしまえる不思議さがある。前半はフランス上流社会の不良っぽい子供たちの日常、後半は母親との触れあいに移行している。16才で子供を生んで、まだまだきれいな母親に対する憧れは、女のわたしには理解できず。自分の息子を男と思える生理も理解できず。なので後半の近親相姦部分はまったく気分が悪かった。ラストシーンがあっけなく明るくて、人生なんでもありみたくなっているけれども、果たしてあれでよいのか果てしなく疑問。映像的にはとてもきれいでフランスらしくて大好きだけれども、好きなのに好きといえない後味の悪さが残る。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2009-03-14 09:25:30)《改行有》
3. 恋人たちのポートレート
《ネタバレ》 大好きです、この映画。男女9人くらい?の群像劇。(アダ・ポール・リーズ・アルフォンス・エマ・イヴ・ニナ・グイド・ソフィ・・・・)出演者たちのひとりひとりの表情が印象的。アメリカ映画とゼンゼン違う。アメリカ映画は俳優の表情が画一化されている気がするけれど、そう思うのはわたしだけ?あるいはアメリカ映画はある程度アクターズスクールや大学での演技法などが確立しているのでそうなってしまうのかな?
個人的には買い物依存症でダメ女役のエルザ・ジルベスタン(エマ)にもっとも惹かれた。親近感というか。彼女の歌もうまいというわけではないけど、なんか好き。美人というわけではないけど、なんか好き。女には百戦錬磨のアルフォンスをものにしてしまうのもうなづける。DVDは出ていないので、観たい人は気長にTVで深夜放送されるのを待つしかないですね…でもなんでだろ、いい映画なのに。ラストがせつなくハッピーで、泣いてしまいました(アニー・ホールのパクリと言われると痛いけど)。原題は、「Portraits Chinois 」。映画にも中国に関するものは出てなかったと思うし、意味不明。芸術は最後には人を殺してしまうものだとわたしは思っているので、よけいに思い入れが深いのかもしれない。テーマ曲を聴いただけで、泣いてしまうね。
[地上波(字幕)] 9点(2006-10-03 11:47:00)《改行有》
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