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プロフィール |
コメント数 |
142 |
性別 |
女性 |
自己紹介 |
最近のレビューは適当気味? あまり好きじゃない作品は力抜いて書くことにします。
最近はめったに映画館に足を運ばなくなりましたが、 地上波で深夜に放映されている映画をよく見ています。 アメリカ物はチト苦手かも。話題作よりも単館・ミニシアター系が好きです。 個人的には中国映画が結構アツいです。 自分が本当に好きな作品は、思い入れが強くなるばかりで いいレビューが書けませんね・・・・。 映画は「画」よりもストーリー重視派です。 なので、素直にストーリーを楽しめた作品は点数高めになっとりますです。
あと、金曜深夜のハマムラのネタバレだけは、 ほんとどうにかしてほしいものです・・・ と常々思っていましたが、MBSのあの映画枠が消滅とのことで 寂しく思います。 |
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1. さよなら子供たち
《ネタバレ》 この作品は、あの大戦のホロコーストに関心があるかどうかで、
見る人それぞれに評価も分かれてくるかと思う。
当時12歳のルイ・マル監督が幼少時代に経験した出来事を描いた自伝的映画。
この作品では主人公が疎開先のカトリックの寄宿学校に向かうところから始まり、学校で知り合った友がナチスに連行される場面までを描いている。
ゲシュタポが摘発に訪れるその瞬間まで、
戦時下でありながらも学園内にはごく普通の日常の生活があった。
平和なはずの学校にまで忍び込んでくるナチス=戦争の恐怖と愚かしさ。
それを極力BGMを用いずに終始淡々と、しかししっかりと、この作品は描いている。
さよならと言い残すこともなく去っていったユダヤ人のボネ。
生徒を保健室のベッドで寝かせ、自分は戸棚に隠れ、
生徒を残して自分はひとり姿を消した男性教師。
「これが戦争さ」と吐き捨てるようにつぶやく用務員の少年。
ユダヤの子を匿い、最終的に命を奪われた神父。
いつだって戦争を起こすのは人間で、またその戦争が
人間を狂わせるのだということを改めて考えさせられる。
そしてあの少年が、静かに連行される場面、
初回も、2度目でも、彼のその後の運命を思うと
見るたびに涙がにじみ出る。
その後のラストのあの場面。
ユダヤの子とともに、逮捕され連行されていく校長先生。
「さよなら ジャン神父さん」
子供たちのその声に、校長として
「さよなら子供たち」と最後の言葉をかける。
連行される者達に、近寄ることも、抱き合うことも許されない。
唯一できることは互いに、別れの言葉を投げかけるのみであった。
同じ人間同士であるはずの彼らを分け隔てた、
捕われる側と傍観する側が対比する場の描写が、あまりにも悲しい。[地上波(字幕)] 9点(2007-08-11 11:07:08)(良:3票) 《改行有》
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