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【製作国 : フランス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 最強のふたり 《ネタバレ》 面白かったけど、ちょいと地味。 個々のシーンは、穏やかで、時に下品で微笑ましくって良い。ただ、卵のエピソードとか、親子の確執の話とか、文通相手との云々とか、夜の暴走ドライヴとか、ドラマチックにできるところはいくらでもあるのに、全てサラっと流しちゃうから、気持ちが入りづらい。 そのサラサラとした平熱感こそが、この映画の持ち味で感動の押しつけ映画に比べれば好感度は高いんだけど、最後くらい盛り上げてくれてもいいんだけどな。 フランス映画特有のクサみもナシ。中年女性が魅力的に描かれているところが、フランス映画らしい部分かな。 障害者とこんな風に自然に接する事は難しいだろうなー。「このお菓子は健常者用だから、あげない!」なんて言えないよね。 だけどね、オープニングをセプテンバーでアゲアゲにしておいて、エンドロールのBGMが妙にしんみりしょんぼりしているのは、どうにも合点がいかない。 ラストは、ハイテンソンなソウルミュージックが流れて、 スカッと終わらせてほしかったなー。 ぱーりらっ♪ [映画館(字幕)] 7点(2012-10-17 22:56:59)《改行有》 2. サラの鍵 《ネタバレ》 前半のサラ視点での悲劇は、かなり真に迫っていて、かなり入り込んで、固唾を呑んで展開を見守っていた。 前半だけなら、今年ベスト級かもしれん、とも思った。しかし、中盤で物語はピークを迎え、サラの視点での進行は終わってしまう。 そこからは、現代パートになって、ジャーナリストのジュリアが主人公となり、サラのその後を調査するんだけど、そこからは大分、緊張感、臨場感がなくなってしまう。 この悲劇の前に、ジュリアさんの家庭問題とか、凄くどうでもいい。 ナチではなく、自国の警察により、引き裂かれてしまったサラと、サラの家族の悲劇と、真実をサラの視点で、 直接見せてほしかったところ。[映画館(字幕)] 6点(2012-07-22 12:07:18)(良:1票) 《改行有》 3. 三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船 《ネタバレ》 面白かった!!この大味感はかなり好み。あれだけ暴れまわりながらも、結局何にも解決してないし、話も進んでないっていうのは、続編やる気満々なのか?[DVD(吹替)] 7点(2012-06-16 15:34:27) 4. サブリミナル 《ネタバレ》 現実世界の平凡なオムニバスストーリーと奇怪な世界観のSFサスペンスが並行して描かれる。興味は当然その二つの軸がどのように交わるかってとこなんだが、期待させるだけさせといて緩い終わり方にガッカリ。SFの世界観は面白かったし、もうちょっと緻密な脚本だったら傑作にも化けた気がするのに、勿体なかったなー。[DVD(字幕)] 6点(2011-05-05 12:26:53) 5. ザ・ホード -死霊の大群- 《ネタバレ》 死にたてホヤホヤだから腐ってないし、凄く硬い。 顔もそこまでゾンビ化していないナチュラルメイクですが、そこは表情でカバー。 そんなゾンビさん達との、戦闘シーンが凄い。 とにかく腐ってないから硬い硬い。 余りにも硬いものだからゾンビをボコボコにぶん殴って、蹴っ飛ばして、頭突きして、灰皿でゴンゴンやるようなシーンが多い。硬いから普通のゾンビさんみたいにちぎれたりあんまりしない。武器は充分なのになぜか体術での格闘シーンが多いのが見所。 そして人間たちも超強くて容赦ない。彼らが集まってれば、プレデター数匹ぐらい楽勝で倒せそう。 アクションシーンの楽しさもさることながら、話も良い! なぜゾンビが発生したとか、そういうところは一切無視してるのが潔い。 考えたってしようがないことは一切カット。 むしろ極限状態でのドロドロの人間模様や、パワーバランスの変化等を濃い登場人物達が繰り広げる様をエキサイティングに描いているのが、非常に面白く、こういうところは、しっかりツボを押さえてるなーと感心した。 時にピリリとした雰囲気もあり、楽しいだけではない味わいがこの映画にはあった。 大満足![映画館(字幕)] 9点(2010-07-22 14:57:25)(良:1票) 《改行有》 6. サン・ジャックへの道 クセのありすぎる仲の悪い三人兄妹と、他の同行者達の罵声飛び交うギクシャクロードムービー。この人達と一緒に旅してる気になってしまい、旅の終りではなんだかもう少し旅を続けたい気持ちになってしまい、切なくなりました。夢の描写は若干邪魔くさかったけど、景色も良かったし、いい旅させてもらいました。 [DVD(字幕)] 8点(2010-04-25 19:03:34)(良:1票) 《改行有》
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