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プロフィール |
コメント数 |
2293 |
性別 |
男性 |
年齢 |
47歳 |
自己紹介 |
好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】 見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。 サクセスストーリーが一番好きです。 見た後元気になれるし、夢があるから。
みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。
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1. ヴィドック
《ネタバレ》 内容的に派手な作品ではありません。
ですが、最初から最後まで人をひきつける吸引力のある作品です。
妙な緊張感と、気持ち悪さ、知的好奇心をくすぐる展開、様々な要素が混在しています。
登場人物たちは、脇役も含め、個人的には非常にカルトな雰囲気を感じます。正直外見は気持ち悪い。そしてアップも気持ち悪い。
ですが中身はいたってまともな人が多い。非常識な外見に、常識的な中身。
そして外見が一番スマートで爽やかな好人物が、異常殺人鬼という逆転の発想。
そんな意図はないのかもしれませんが、人は外見からでは判断できないという皮肉すら感じちゃったりして・・・。
まあ一方で、犯人の意外性に対し、その真相に対してはあまり心が動きません。なぜかって?
おそらく『誰が犯人?』ということに興味がわきづらい作品だからでしょう。もっと言うなら、誰が犯人でもおかしくないことが犯人探しへの興味を削いでいると言ってもいいかもしれません。
ですから、誰が犯人かなんてどうでも良い。むしろその動機に興味があります。なぜ『政治家』『科学者』『医者』の3人が狙われたのか。ですがその3人の共通点も中盤くらいで明らかにされてしまいます。
したがって、ミステリーという側面では、やや面白みに欠ける作品かもしれません。
ですが、話の落とし所が気になります。ですからプロットや演出は良いのだと思います。
ただ、よく時代背景がわからないのですけど、革命みたいなのが起こっていて、そっちのほうが『おおごと』に見えてしまったために、殺人事件が『大事の前の小事』みたいな印象を受けてしまいました。ちょっともったいなかったかも。
猟奇的な殺人事件というのは、平和な日常の中で起きるからこそ、その猟奇性が増すのだと思いました。
そしてタイトルに問題ありなのも同感です。
それとも、すべてはヴィドックが仕組んだシナリオというミスリードの意味でもあったのでしょうか。[DVD(吹替)] 7点(2016-09-18 23:06:47)(良:1票) 《改行有》
2. URAMI ~怨み~
《ネタバレ》 親友、妻、上司、自分にとって本来ならば大切であるはずの人たちから裏切られ、ひたすら馬鹿にされ続ける主人公ヘンリー。真面目な人間であったが、ついには自分を見失い、殺戮を始めてしまいます。
わかりやすいストーリー。感情移入しやすいキャラクター。個人的にはこーゆー作品は大好きです。
ただホラーやサスペンスとしてはいささかパワー不足かもしれません。なぜなら殺されちゃう人たちがどいつもこいつもクズばっかで、善人はきっちり生かされているわけですからね。非常にモラルのしっかりしたプロットです。言わばこれはもう『ダーク・ヒーローもの』にはいるんじゃないでしょうかね。
また、実際の殺人より、ヘンリーが序盤妄想の中で繰り広げていた殺人のほうが衝撃が大きいということも関係あるでしょう。特に電車の乗り降りの妄想シーンの迫力は凄いものがあります。頭をグシャッッ。ですからね。否が応にも期待値は高まってしまうわけです。ですから余計に仮面をつけてからの計画的犯行が物足りなく感じてしまうのでしょう。
それに、ヘンリーの良き理解者の存在、ロージーやトムの存在が良くも悪くもこの作品のブレーキとなってしまいましたね。もしロージーやトムがいなければ、ヘンリーの周りには救いようの無いクズばっか。『どいつもこいつも皆殺しじゃー。がははははー。』ぐらいにふっきれちゃったほうが、スカっとするグロホラーに仕上がったんじゃないでしょうか。
ですが少なくともこの作品は、観る人の興味を最後までひきつけることには成功しています。
総体的に見ると、非常にバランスのとれた良作にはなっています。
ラストのラスト、めちゃめちゃB級臭いオチのつけ方も個人的には大好きです。[DVD(字幕)] 7点(2016-02-23 22:13:48)《改行有》
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