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プロフィール |
コメント数 |
1395 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
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1. とらんぷ譚
《ネタバレ》 異色の才人、サッシャ・ギトリによる何とも人を食った洒脱なコメディ。本人たちをそのまま登場させる開巻のスタッフ&キャスト紹介からして実にシャレてる。劇中も台詞が殆ど省略され、専らギトリのナレーションによって場面処理されている等、作りもとにかく異色。店の売上げをチョロまかした罰で夕食をお預けされた少年(主人公)。ところがソレは毒キノコ料理!だったので家族全員を食中毒死で失うも自分ひとり助かる出だしも皮肉でブラックな味わい。それから成長して正業に就こうとするも、泥棒の片棒担いだり、偽装結婚してカジノのイカサマ師になったりでルパン3世っぽい裏街道人生を歩まざるをえないのもまた皮肉。詐欺やイカサマで一身代を築き上げるも、まともになろうと決意した途端に博打で全財産をスッて呆気なく無一文になってしまう主人公。滑稽な中にも人生の侭ならない感じがよく出ており、いかにもフランス映画らしい上質のエスプリが味わえる逸品。ただ…ギトリのナレーションが開巻から終幕まで延々と続くのが五月蝿い・鬱陶しいと感じる方も多いかも。[ビデオ(字幕)] 8点(2005-05-02 01:47:59)(良:1票)
2. ドクター・モリスの島/フィッシュマン
安直にウェルズの「モロー博士の島」(というよりランカスター主演の米映画「ドクター・モローの島」)をパクる志の低さと、出てもいないドクター・モリスなんてパチモン臭い人物名を冠したインチキ邦題と、名作「大アマゾンの半魚人」のギルマンとは比較にならぬショボさのフィッシュマンたちに限りなく軽蔑を込めて…3点。「第三の男」や「疑惑の影」の名優ジョセフ・コットンが何故こんなアホ映画に…或る意味泣ける。3点(2003-10-03 02:15:52)
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