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【製作国 : フランス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. エル・スール 美しくも厳かな映像、もはや溜息を洩らすしかない卓抜した演出。 父親の苦悩を知ってしまった少女の、繊細な心の内が丁寧に描写されており、その世界観に思わず惹き込まれてしまうほどの、まさに出色の出来映え。 時間が経つのも忘れて画面に釘づけになり、さあこれからと居住まいを正した瞬間、映画は無情にも終了してしまった。 どうやら制作日数が大幅に長引き、制作費不足で撮影が途中で中止になったようだ。 物語はこのあと、衝撃の展開を迎え、すべての伏線も明らかにされるとのこと。 放心状態のまま、今度は失意の溜息が洩れました。 不完全作品ということで、評価はとりあえず平均点をつけておきます。[ビデオ(字幕)] 5点(2013-05-19 06:13:05)《改行有》 2. エディット・ピアフ~愛の讃歌~ 伝説のシャンソン歌手、エディット・ピアフの生涯を描いた伝記ドラマ。 劇中の歌のほとんどがピアフ本人の音源を使用しているようで、 思っていた以上にしっかりとした作り。いかにも波瀾万丈といった人生を歩み、 ドラマとしての見応えもあるのだが、後半は彼女の状況からもう先が読めてしまい、 正直重苦しかった。ピアフ役の女優さんは、気合いが入っていて良かったと思う。[地上波(字幕)] 5点(2011-08-23 20:51:36)《改行有》 3. エマニエル夫人 公開当時は随分と話題になっていて、一応女性向けのソフトコアなんて言われていた。 モデル上がりのヒロインは背が高くてスマート。日本の男は魅力を感じないタイプだろうが、 これが色気ムンムンのグラマータイプだったら、逆に女性は敬遠したのではないかと。 本来ならどろどろとしたシーンを、きれいな映像とアンニュイな音楽でカバーしているが、 要は有閑マダムのセックス遊びを淡々と描いているだけ。 性の哲学とやらも、単なるこじつけとしか思えない。美しい映画なら他にいくらでもあるし、 エロティックなシーンを観たいだけならハードコアがある。 普通の人が鑑賞しても、たぶん消化不良の感しか残らない映画だと思う。[地上波(吹替)] 2点(2011-08-15 11:09:08)《改行有》 4. エスター 冒頭のシーンを観たときは、こりゃ外したかなと思ったんだけど、 その後は何の問題もなく、最後まで面白く鑑賞できた。 お化け屋敷のようなびっくりホラーもいいけど、 じわじわとこちらの恐怖を煽らせてくれる作品はやっぱりいいですな。 親父には、ちょっとイラついたけど。キャスティング、特に主演の女優さんは抜群でしょう。 よくこんな人見つけてきたなぁと感心してしまった。一番下の女の子はキュートでかわいい。 事前情報は、いっさい入れずに鑑賞しましょう。面白さが半減します。 [DVD(字幕)] 7点(2011-07-19 05:09:46)《改行有》
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