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1. 嘆きのテレーズ
《ネタバレ》 あの旦那と姑に挟まれていてはねえ。女は一度心が離れてしまった男には冷酷なものですよ、実際。「あんたは悪くない」と言える人がひとりも出てこないのだけど、二人を脅迫したあの水兵さんですよ、まったく。やっぱり罪は罪なんだなとも思えるのだけど、あまりにも皮肉といいますか、不幸な偶然、運命から逃れられなかったことが不憫だなあと。ラスト、何も知らず言いつけどおりに手紙を出しに歩いていくホテルのメイドだったかな?「あ~その手紙、ポストに入れないで~~」と懇願した次第です。[CS・衛星(字幕)] 8点(2006-03-31 00:12:44)
2. ナイト・オン・ザ・プラネット
私にとってジム・ジャームッシュの作品は当たり外れがはげしいです。でもこの作品は好き!オムニバスというのは短編小説みたいで退屈しないのがいいですね。ウィノナとジーナ・ローランズのLA編が好きです。ガムをクチャクチャ、たばこをスパスパしてるウィノナがかわいい。彼女はブスっとした仏頂面がよく似合います。ニヤリとしたのはパリ編。ベアトリス・ダルが盲目役で出てきたとき「ベティ・ブルー」と被ったのは私だけじゃないと思う。8点(2004-05-21 09:03:42)
3. ナインスゲート
影のあるヘンなやつだけど腕っぷしは弱いというのはジョニーのはまり役でしょう。でもひと昔前ならコルソはミッキー・ロークがやってたんじゃないかとも思ったし、ジョニーよりもピターっとハマったでしょうな。悪魔書の謎を追っていく過程はドキドキしたし、どう展開していくのかと目が離せなかったのですけどね、なんだか終わりに近づくにつれ、ポランスキーのなんともいえない不安とか怪しさがなくなってしまったのが残念です。「えっ!これで終わりなの?」とちょっと拍子ぬけしてしまいました。どうしちゃったんでしょうかねえ、ポランスキーさん。途中でやる気なくしちゃったのかしらん。「フランティック」みたいなやるせない結末というのをとっても期待したんだけどな。6点(2004-04-30 01:33:07)
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