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1. 並木道
《ネタバレ》 親に反発して古アパートで一人暮らす少年が、周囲のいろんな人とやりとりして・・・という筋立て。しかし、主人公の少年はもちろん、その「いろんな人」もことごとく、何かが微妙にずれていて、変でもありおかしくもある。話はあっちこっちに飛んでいるようで、それでいて一直線に進んでいく。とにかく一筋縄ではいきません。結局は何かが起こりそうで起こらないんだけど、作品の雰囲気からは、人生なんてそんなものという悟りあるいは諦念すら感じさせないではない。なかなか味わいがあります。[DVD(字幕)] 6点(2022-09-21 00:05:46)
2. ナイト・オン・ザ・プラネット
《ネタバレ》 コンセプトはなかなか魅力的なんですけど、肝心の会話の中身があまり面白くないのですよね。いろんなパターンの登場人物を世界各地で取りそろえて、そこで終わってしまったというか、形ありきで作ってしまったというか。例えばわーわー怒鳴るロージー・ペレスにしても、すぐ突っかかるベアトリス・ダルにしても、人の話を聞いてないヘルシンキの酔っ払いにしても、何か一つ一つが作為的なのです。[CS・衛星(字幕)] 5点(2023-01-31 01:41:37)
3. 嘆きのテレーズ
《ネタバレ》 例えば、夫が転落したときに、ひたすら列車の走行音だけが響き渡り、周囲にも何も変わったことはなく、「あれ?今のって本当に起きたことなんだっけ?」と感じさせてしまうところとか、凄くリアリティがあってゾクッとするのです。そういう箇所はほかにもあります。なんだけど、全体的には、未練がましい人たちがうだうだ進めている比率の方が高く、スリリングさが継続しませんでした。[CS・衛星(字幕)] 5点(2012-10-03 00:05:10)
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