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【製作国 : フランス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ニコラ マンガ「ぼのぼの」の中に、ぼのぼのが「こわいこと」を想像した時に登場する「しまっちゃうおじさん(ぼのぼのの想像上のキャラクターで、『知ってはいけない秘密』を知ってしまった子供を連れ去って洞窟の中の岩の中にしまっちゃうおじさん)」というのが出てくるのだけれど、そういう想像・妄想(死に関することだったり、あるいは性的なものだったりする)って幼い子供は大体するんじゃないかな・・・と思いながら観ていたら、話がどんどん不気味な方向に・・・。あー、そういうオチだったのか。それほど好きなジャンルではないけれど、普段あまり観ないようなものが観られたという意味では、面白かった、かな。どーでもいい話だけど、主人公と仲良くなる不良の男の子、岡田准一に似てる。6点(2004-08-31 18:15:46) 2. 24時間4万回の奇跡 先日「虎の門」の「こちトラ自腹じゃ!『息子のまなざし』編」にて井筒監督が「ベルギーていう国は時々とんでもない映画を作ってくれる」と仰っていましたが、これもなかなか不思議な作品。例えば「ミツバチのささやき」とか「黄昏に瞳やさしく(レビュー、増えないなあ・・・)」とか、最初の五分位観ただけでその映像に引き込まれてしまう作品が、僕の場合百本に一本位の割合であるのですが、この作品もその一本!99年の作品なのにモノクロなんで「おや?」と思っていたのですが、冒頭の女の子が下校するシーンを観て一発でヤラれてしまいました。「どこが良かったの?」と聞かれると「何だか分かんないけど引き込まれちゃうんだよっ!」としか言えないのですが・・・。ストーリーは、ちょっとヘンな父親が賞品の車欲しさから息子(映画オタクっぽい)に「ドアの開け閉め、二十四時間で四万回以上」という記録を出させるために猛特訓をさせる・・・というもので、これだけ聞くと何だかおバカ映画のようですが、不思議な事にしみじみ爽やかな気持ちになるんですよね。何というか、あまり豊富でない僕の映画ボキャブラリーで強引に例えるとジョン・アーヴィングの作品から悲惨さを抜いた感じ、あるいはアキ・カウリスマキから毒っ気を抜いた感じでしょうか。これ、先日BS-NHKで放映されたのを観たんですけど、あんまり良かったのでもう一回ビデオを借りて鑑賞する予定です。<追記>ということで、ビデオでも観てみたんですがBSで観た時とどこか印象が違う・・・と思ってハタと気づいた。ビデオ版は映画の画面の両側(何つうの?専門用語分かんないや)が切られて、TVサイズになっちゃってるんですよね。今まで他の作品ではあまり気にならなかったけれど、この作品で僕が「いいなー」と思っていた「構図」が乱されちゃってたのが残念。考えてみれば、横長サイズの映画を無理やりTVサイズに切っちゃうって乱暴な話だよなあ。絵画とかじゃ考えられんでしょ?きっと。プンプン(長井秀和のやるさとう珠緒風に)。8点(2004-01-28 17:43:41) 3. ニノの空 《ネタバレ》 うーん、何というか、ある種不思議なロードムービーでしたね。最後、ナタリー(だったっけ?子供が欲しくていろんな行きずりの男と寝ちゃってた女の人)の食卓で、様々な肌の子供達が仲良く食事をするシーン、そしてエンドロールの国旗(おそらく各スタッフの国籍を表しているのかな)は何を意味していたんだろう?じゃんじゃん国際結婚して混血が進めば人種差別もなくなって世界が平和になるよってことなのかな?いかんせん、かなり前にTVで観ただけなので、きちんと分析できないのですが・・・。6点(2003-08-20 19:04:16) 4. ニュー・シネマ・パラダイス この映画を観てると、昔の人は映画を観る時の気合というか、意気込みが全然違ってたんだなあ、と強く感じます。ギャグのシーンでは大いに笑い、感動のシーンではオイオイ泣き、そしてセクシーなシーンでは(略)。映画鑑賞というより、お祭りとかライヴに近い感じ(今映画館であんなことしたら追い出されそうだけど、ちょっとうらやましい)。そういう、当時の人々の喜怒哀楽が生き生きと描かれているのが良かったですね。もちろんラストシーンもいいし、エンリオ・モリコーネの音楽も素敵でした。ただ、僕の場合「完全版」を先に観て、その後短い方を観たんですが、完全版は長過ぎ、二時間版は短すぎる気がしました(特に後者はエレナとの再会が全て切られているし)。出来れば誰か、二時間半位の「ちょうどいい塩梅」バージョンを再編集してくれないでしょうか?7点(2003-08-11 20:08:42) 5. ニキータ <ネタバレあります>前半はすごく緊張感があってよかったんですが、後半、上の方針が変わってってことでソ連の大使を殺しちゃうところで「あれ?仏ソ関係が微妙な時期だからそれはまずかったんじゃ・・・?」という疑問がわいてしまって、少し気持ちが冷めちゃったんですよね。それにラストが全然予想してなかった形だったので(僕は、きっとあのボブと対立したり、下手すると政府と戦うことになるのかなーと思っていたので)、少々肩透かしを食らった感じでした。時間を空けて見直せば、また違う感想かもしれませんが、今の時点では「レオン」の方が好きですね。6点(2003-05-26 19:18:41)
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