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【製作国 : フランス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. 2046 こだわりまくりの色彩設計と映像美。時々挿入されるクラシック(あれはオペラだよね?)やたらと多いナレーション。出てくる人たちは皆、過去と影を持ち、なにげに鬱気味、破滅的。空想の世界と思われる不思議空間を挟み込む。う~ん、90年代初めにこういうのをわりと観たので、もうお腹いっぱいです。ウォン・カーウァイ、気持ちはわかるんですけどね、何を描きたかったのでしょうか。それがわかりません。私が俗物的なのかもしれません。けれどこれは芸術作品とも思えないです。。。役者たちは理解していたのでしょうか??トニー・レオンは上手いです、なんといっても声がいい。でもキムタクのいる意味はわかりませんでした。彼のワンパターンの演技もお腹いっぱいです。「いっしょに行こう」って、やみくもに誘われてもねぇ・・・[CS・衛星(字幕)] 3点(2005-10-16 23:03:14) 2. 日曜日が待ち遠しい! 私もオープニングのファニー・アルダンの歩くあのシーンが印象的です。トリュフォーの作品に出てくる女性はどこか可愛らしくて大好き。サスペンスコメディになるのかなあ、今も時々BSなどで放送されるとついつい観たくなる一本ですね。[CS・衛星(字幕)] 8点(2005-07-23 22:17:19) 3. ニキータ 《ネタバレ》 もっと前のフィルムノワールとはまたちがっていいですね。当時のおふらんす映画はなんか小難しいようなダラダラした自分探し的な作品ばかりだったように記憶してます。そこへいいかげんにせんかい!みたいに「喝」をいれてくれたように感じました。ただし前半ね。ジャン・ユーグ・アングラードが登場する後半からつまらなくなった。頼りなげでさえない男に恋するニキータはここでは必要なかったように思う。だいたいですね、死刑執行にレストランでの最終テスト、あんな修羅場をくぐり抜け晴れて工作員となった人間がですよ、いともあっさりと一般人と恋に落ち、メソメソ泣いてばっかりて・・・ちょっと展開甘すぎです。過酷な代償とはいえプロフェッショナルに成りきれないニキータ、そこが人間らしいといえばそうなんだけど「だから女はさぁ・・・」て言われても文句言えないじゃん。 手のつけられない粗暴で荒んだジャンキー、何のためらいもなく至近距離から警官を撃ち殺したニキータ、うっかりボブの目にとまりみっちり殺し屋として教育されるも、恋愛した途端「もう人殺しはいやよ」「愛しているからこそ去る」とはいったいなんなんだ・・・極めて自己中心的です、困ったものです。私は女だから女には厳しいですわよ(笑)愛しているからこそ去るというよりも、愛しているからこそ逃がし守った男二人が美しいのだ。リュック・ベッソンはやはり男だから男の美学を描きたかったのかもしれない。それを語るためのニキータと思えばなんとなく納得。 私としてはチェッキー・カリョと任務か人間性かで葛藤する姿が見たかった。彼はニキータを女として愛していながら任務を優先するストイックでプロフェッショナルな男。これが私好みの映画の中のイイ男キャラなのです。[CS・衛星(字幕)] 7点(2004-01-21 11:44:28)《改行有》 4. ニュー・シネマ・パラダイス こういうのやっぱり弱いです、ノスタルジックな雰囲気の中での近所のおじさんと少年の交流。私がいつも思うのは外国映画の場合、子どもに対して妙に不自然に理解ある大人が出てこないのがいい。 途中で退屈になったところもあったけど、あのラストにはやられた。全てはこのラストシーンのためにあったんだと思いました。 なんだろう、とても言葉では言い尽くせないです。感動、驚き、釘付け、言葉が出ないラストシーンといったらまずコレです。ほんとにやられた、フィルムを見ながらワンワン泣きました。なんであんなに泣けたのか、アルフレードという人とその想いに感激したのかなぁ。 中盤退屈でだらけた私、人生の途中でだらけていたトト、しかしあのラストのフィルムで目が覚める、忘れてしまっていた何かが蘇る、そんな感じもあるかな。 不器用でもあり控えめ、でもいつも黙って見ていてくれる、そんなアルフレードのトトへの想い、愛情を感じます。[CS・衛星(字幕)] 9点(2003-11-27 22:37:33)(良:1票) 《改行有》
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