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【製作国 : フランス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. にんじん(1932) 《ネタバレ》 何十年かぶりに鑑賞。 にんじんの孤独感、排他感が痛いほど伝わってくる。 母親は実の親なのにあそこまで冷たくなれるものなのか? 現代においても虐待やネグレクトがあるもんなあ。 なぜ実の子供のことを愛せないのかわたしには理解不能だ。 最後が無理矢理ハッピーエンドなのは個人的にはよろしくない。 むしろ自殺してしまう悲劇的なラストをもって、親に愛されない不幸な子供がこの世にいることを世間に訴えて欲しかった。[インターネット(字幕)] 5点(2024-02-08 20:54:50)《改行有》 2. 逃げ去る恋 《ネタバレ》 フランソワ・トリュフォーの自伝的シリーズである“アントワーヌ・ドワネルもの”の第5作目にして最終作。 『大人は判ってくれない』『二十歳の恋/アントワーヌとコレット』『夜霧の恋人たち』『家庭』と順々に観てきた私にとって、本シリーズの最終作ということでとても寂しい気持ちになった。 と同時に、映画が始まった瞬間、自然と笑みがこぼれた。 “また会えた”という喜びからである。 トリュフォー作品は相当数観たが、特別自分に合うという感じはしなかった。 しかし、この監督自伝シリーズ“ドワネルもの”は全く別。 特にドワネルを演じる“ヌーヴェル・ヴァーグの代名詞”的俳優、ジャン=ピエール・レオの魅力が遺憾なく発揮されていて素晴らしい。 ジャン・ユスターシュ監督の代表作『ママと娼婦』でも同じ様なキャラだったが、この“ドワネルもの”でも終始だらしのない愛すべき男を演じている。 しかし女性を口説くのはめっぽう上手で、だらしのない男ドワネルも、私にとっては憧れの存在だったりもするのだ。 本作『逃げ去る恋』では、3年連れ添った女性と協議離婚した後を描いているのだが、早くもサビーヌというキュートな女性と付き合っている。 このサビーヌを演じたのが、ドロテーという女優さん。 とってもキュートで、いかにもフランス人女性といった感じ。 そのキュートな声と笑顔に見事に打ちのめされてしまった私。 早速、ファンになった次第だが、残念ながら本作以外の映画には出演していない模様。 フランスではアナウンサーをしていたり、活動家であったりするらしいのだが、本作以外に映画出演がないというのは、あまりに残念だ。 本作のストーリーについて軽くふれてみる。 30半ばに差し掛かった主人公は、相変わらずのだらしなさ。 特に女性に関してだらしがない。 奥さんと別れ、若い女性と半同棲をしているというのに、この女性とも衝突ばかり。 おまけに初恋の女性とも偶然再会し、そちらにも気を奪われるという有様。 それらの女性全てに気を取られた結果、主人公はついには一人になってしまう。 まあ、当然だろう。 しかししかし、話は思いがけない結末に・・・ トリュフォーの傑作シリーズ“ドワネルもの”をまだ観たことがない人は、一日も早く鑑賞されることを強くお勧めします。[ビデオ(字幕)] 7点(2021-06-03 21:32:39)《改行有》 3. 二百萬人還る 5話からなるオムニバス映画。 第二次大戦後、大量の捕虜がフランスへと帰還した。 戦勝国とはいえ、5年も町を離れていた帰還兵たちにとって、種類は違えど、様々な苦悩が彼らを待ち受けていた。 5話の中で、4話目と5話目を撮ったジャン・ドレヴィル監督の作品が素晴らしかった。 全く知らない監督だが、素晴らしい短編を撮る監督だ。 この監督の撮った長編映画を観てみたいものだ。 逆に期待していたアンドレ・カイヤットとアンリ=ジョルジュ・クルーゾーの作品は普通の出来で残念。 こういう何人もの監督が競作する形で作られたオムニバス映画って、短編でこそ力を発揮したりする監督がいたりして、意外性があって面白いという見方もある。 やはり、オムニバス映画はなんだかんだ言って好きだ。 次は同じくオムニバス映画の『七つの大罪』でも観よう![ビデオ(字幕)] 6点(2011-10-29 21:45:02)《改行有》 4. 日蝕と満月 作品名に「月」と入っているから、嫌な予感がしたが・・・ その予感は見事的中! しかもホモでした、トホホ。[インターネット(字幕)] 1点(2010-05-04 07:11:20)《改行有》 5. 日曜日が待ち遠しい! フランソワ・トリュフォー監督による遺作。 撮影はネストール・アルメンドロスが担当しており、息をのむ程に美しいモノクロ作品に仕上がっている。 アルフレッド・ヒッチコックを敬愛するトリュフォーらしいサスペンス・ミステリーな作品だが、どうもリズムが自分には合わなかった。 でも、相変わらず足フェチぶりが全開で、女性の魅力的な撮り方を心得ている監督だ。 トリュフォー作品の鑑賞はこれで20本近くになった。 鑑賞可能な作品は全て観ていきたい。[DVD(字幕)] 5点(2008-05-03 16:30:59)《改行有》 6. 肉体の悪魔(1947) まず、ヒロインに魅力を感じない。 年下の少年を惑わす魅力が感じられない。 そしてストーリー。 どこかありがちで、型にはまっている。 面白いとは思えないが、ラブロマンスとしては王道的なもので、安心感はあるにはある。 そこを素直に楽しむことができるか、ありがちといった感想を持ってしまうか。 そこが本作を楽しむことができるか否かの分かれ目であろう。 主演の貴公子ジェラール・フィリップだが、25歳にしては随分と若く見える。 そして痩せすぎ。 もう少し晩年のフィリップの方が魅力があるかもしれない。[ビデオ(字幕)] 5点(2008-01-28 22:20:59)《改行有》 7. 二十四時間の情事 岡田英次はこういう二枚目路線よりも、もう少しズレた感じの2.5枚目がいいんでないでしょうか。 具体的に言えば、『砂の女』で惨めに奮闘する学者役ですとか。[ビデオ(字幕)] 3点(2007-10-14 17:34:23)《改行有》 8. ニュー・シネマ・パラダイス まあ、これは“うまい!”の一言に尽きる名作ですね。 特にラストの、主人公が何十年ぶりかに故郷を再訪するノスタルジックをかきたてるシーンがお気に入り。 もちろん音楽も印象的。 フィリップ・ノワレ氏に合掌。 [DVD(字幕)] 9点(2007-10-10 20:16:24)《改行有》 9. 2046 キムタクが悪い意味で目だっていた。 国際スターとなるには何かが足りない印象。 作品自体も少し冗長に感じられた。[DVD(字幕)] 5点(2007-09-22 08:44:04)《改行有》 10. 肉体の冠 ベッケル作品の中では比較的、一般な評価が高い作品である。 しかし、個人的にはイマイチ乗り切れなかった。 シモーヌ・シニョレが自分の好みに合わなかったせいであろうか?? うーん、よく分からない。[ビデオ(字幕)] 6点(2007-09-20 23:24:19)《改行有》
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