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1. ひまわり(1970)
《ネタバレ》 主演ソフィア・ローレン程度の予備知識しかなかったが、冒頭から画面いっぱいに咲きほこるひまわりと聞き覚えのある悲しげなテーマ曲に、まだ物語が始まっていないのになにやら切なさが込み上げてくる。チャランポランでコミカルな前半、当時を思い起こさせるロケ映像の数々、そしてラストの別れのシーン、それぞれがなかなかの出来映えだとは思うけど、やっぱりこの映画は情熱的で行動的な主人公がやっと探し当てた夫と再会するシーンに尽きるのでは。列車から降りてきたアントニオが現地妻と話すのを遠くから見守るジョバンニ、耐えきれずに言葉も交わさず今来た列車に飛び乗るヒロイン。たくましさが際立っていただけにあまりにも切なく健気な姿に感情移入100%。[CS・衛星(字幕)] 9点(2017-12-16 18:28:38)
2. ピクニック(1936)
イメージフォーラムでデジタルリマスターにての鑑賞です。原作モーパッサンで監督が印象派画家の息子とは知りませんでした。人物も風景もキラキラしていて物語も一応起承転結があります。原作や映画が生まれた時代を慮らないのは野暮なんでしょうが、短編とはいえ「えっこれで終わり?」というのが正直な印象でした。[映画館(字幕)] 7点(2015-07-03 16:38:41)
3. ビッグ・ガン
マカロニ風ストーリーと時代を感じさせる音楽の殺し屋が主人公の映画です。抜けようとする組織があまりにも弱いのと先が読めてしまう展開に物足りなさを感じます。アラン・ドロンのクールさが作り物っぽく伝わってくるのが残念でした。
[地上波(吹替)] 5点(2015-03-19 23:14:23)《改行有》
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