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1. ブロークン・フラワーズ
ヴェンダースに続いてまたそんな話かよ?ジェシカ・ラングも出てるし。面白くないとは言わないけど、あまりにもマトモで長年のジャームッシュ・ファンとしては物足りなかったス。映像的にもハッとするようないつもの冴えが感じられないし・・。オープニングの封筒が運ばれて行くシーンはちょっと良かったけど。 クールなのに決定的にハズしているという独特のリズム感がジャームッシュの好きな部分なんだけど、ビル・マーレーにしろ女優達にしろ本気で哀愁感じちゃ笑えないよ。シャレにならん。シャレにならないジャームッシュなんて観たくないス。
[映画館(字幕)] 5点(2006-05-04 11:13:59)(良:1票) 《改行有》
2. ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ
とにかくまず音楽ありきの映画なので、自分の人生は音楽と切ってもきれないと自覚する人以外には少し退屈かもしれません。どことなく常に夕暮れを思い起こさせるロビー・ミュラーの映像もキューバ音楽のもつ色気とよくマッチしていると思います。スティール・ギターの名手ライ・クーダーはまた民族音楽の探究者でもあり、お金も仕事もなく、家族をほっぽり出して様々な地域の音楽を求めて放浪していた時期があります(沖縄音楽にも詳しいようです)。そんな彼にとっては息子やキューバの音楽家達と共に埋もれていた音楽を再び世に出す作業は堪えられな幸福だったことでしょう。音楽と人生に対する尊敬と愛情に満ちあふれた作品です。8点(2003-09-30 16:21:23)(良:1票)
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