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【製作国 : フランス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ファム・ファタール(2002) 《ネタバレ》 レベッカ・ローミン・ステイモスが俺の好きな子に顔のパーツが似ているので、俺もきっと悪女に引っかかるタイプだと思います。もし風呂場で寝ちゃってそれが夢だったとしても、それに懲りずに結局2度騙されそうです。ボレリッシュ、カメラワーク、スタイル抜群のパツキン、バンデラスの情けなさ、夢オチ、全部がデパルマ印です。良かったね、2人とも幸せになれて(=^^=)[地上波(吹替)] 6点(2007-05-20 02:18:16) 2. ブラック・ドッグ 《ネタバレ》 普通にカーチェイスが迫力あって面白いし(テレ東的に書けば、激突激突大激突!)アメリカ映画的なハッピーエンドで大満足でした!娘役の子がお母さん似の美人で更に大満足。でも途中からパトリック・スウェッジがカート・ラッセルにしか見えなくなってきました(^^;そしてそれはきっと私だけではないはず。。。[地上波(吹替)] 6点(2006-08-24 23:46:27) 3. フォーリング・ダウン 1つ1つの不満が重なって爆発したいけど、実際に行動にはうつせない自分に置き換えたりする妄想に適した映画ですね。ハンバーガーショップで「あの写真よりペシャンコじゃないか」は、古畑任三郎の「どこから食べてもピクルスに当たるようにして」と同じくらい大好きなシーンです(笑)シューマッカーらしさを感じる映画だし、暇つぶしになかなか楽しめる佳作ですね。[ビデオ(字幕)] 5点(2006-01-18 12:50:53) 4. ブリキの太鼓 《ネタバレ》 大人の醜い世界、戦争のさなかの世界を見て自らの意思で3歳で成長を止めた少年の生い立ちを追うシリアスドラマです。かなりの期待を寄せてみました。ネタバレ必至で書きますが、面白いし退屈ではないけれど最後を綺麗にまとめすぎたかなと不満が残りました。3歳で成長を止めてから21歳になるまでずっと外見は3歳のままです。そして声を張り上げるとガラスを割るという不思議な能力を得ます。それもあって彼の周りには様々な不幸が訪れます。そんなこんなで18年過ごしてきて、色々な人が死にます。少年の初恋の女性と一緒になった相手の男性も戦争で亡くなるのですが、それを見て彼はそろそろ人並に成長しようと決意するのですが、直後にその初恋の女性が生んだ子(彼が丁度成長を止めたのと同じ3歳)に石を頭に当てられた影響で大事故に遭います。俺はそこでいっそ死んでしまった方が良かったのではと思いました。今までの自分が巻き込んだ惨事の責任を取る意味でも。しかしそれは観る人によって捉え方が違うかもしれません。でもどうしても自分の価値観を投影してしまうので私はそう考えてしまいます。決して悪い映画ではありません。映像の力は物凄くあります。だからこそカンヌで栄冠に輝いたのかもしれません。それと主役の子、とっても上手いです!それを観るだけでも価値はあると思います!4点(2004-09-22 18:59:36) 5. ブラウン・バニー 《ネタバレ》 チキンなくせにナンパをする。相手からではなく自分から直ぐにキスを求める。女を抱きしめるのではなく女の胸で泣く。ベッドの上で海老包まりする。物思いにふけながら泣く。過去の自分の過ちをいつまでも責め続ける。孤独に耐えられず、幸せだった頃の妄想にふける。ある意味では男の中で共感できる部分も見られるものの、やはりその全てが非常に女々しく映る。 「バッファロー’66」では肝心な所で『男らしさ』を見せていたが、この作品ではそれが最後まで無い。言い訳をして性欲をはけてそれだけで終わり。女性に対する扱いも全然違う。「バッファロー’66」ではクリスティーナ・リッチを途中から聖母(母性の象徴?)みたいな扱いだったが、これのクロエ・セヴィニーは単なる未練でしかなく、寂しさと性欲を満たすためだけの道具化している。しかも性の部分でも実に投げやりで責任感が微塵も無い。男も愛していると言いながら自分からキスをしたりセックスを求めない。能動的にフェラチオを求めるだけ(しているクロエの頭に手を添える辺りが更に情けない)。いたわる気が全くないこの感じはきっと、女性だけでなく男性からも批判を浴びると思う。 とにかく、良くも悪くもギャロが自分の作りたいように作った感じの作品。「バッファロー’66」が好きだった私でも今回は正直退屈だった。全編変化に乏しい道路が映され、花の名前のつく女性とのやりとりがちらちらあるだけ。これを前知識無しに試写会や劇場で見たら更に評価は下がると思う。映画って基本何でもありだとは思うけど、ある程度観客を楽しませる要素も必要だと思う。「恋人を失った悲しみと自己嫌悪」を主題にするのであれば、ああいった妄想オチではなく、もう少し時間を遡った演出とか「続・ある愛の唄」のような見せ方もあったのではないかと思う。 とは言えギャロにしか出せないこの空気感は嫌いではないし、もし長編をまた作るのであれば「バッファロー’66」のような展開のものを求めたい。次作への期待を込めて、3点です。[DVD(字幕)] 3点(2009-01-29 12:37:08)《改行有》 6. ファニーゲーム U.S.A. 《ネタバレ》 薄いですねー、映像作家として何も成長していない気が…。オリジナル版も胸くそ悪い映画で、不快と思わせる事が最高の賛辞みたいな作品でしたけど、わざわざこんな題材を10年も経ってからセルフリメイクしたことに全く意味を感じないんですよね。まぁ確かに勧善懲悪の映画作品が多い中、敢えて救われないバッドエンドの作品は希少ですし、実際人生なんて、不幸があってもそこから奇跡の逆転を遂げる事のほうが少ないですけど。そんなこと言われなくても皆さんとっくに気付いてるよって話ですから。娯楽作ではない事は確かですが、じゃあ狙いは一体何だったんでしょう?突然災難は降ってくるよって警告でしょうか?もしそうだとしたら、じつに余計なお世話ですよね。私は映画に希望や感動を見出したいですから、ハネケとは対極の気持ちで映画を楽しみたいです。[DVD(字幕)] 0点(2009-11-17 11:28:20)(良:2票)
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