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【製作国 : フランス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ブーベの恋人 40年代のイタリアを舞台にした青春ロマンス映画。と言っても終戦直後という 時代背景もあるせいか、それほど甘い雰囲気は感じさせない。セリフや感情表現を極力省き、 モノクロの映像と淡々とした流れの中で、ヒロインの心の微妙な変化を描写してます。 ドラマチックな演出もないが、目力のあるヒロインの凛とした表情とテーマ曲が印象的。 色男の男性側は感情移入しづらい役回りだけど、主役はあくまでヒロインなので・・・。 作りはやや大人向けの恋愛映画。[DVD(字幕)] 6点(2012-08-22 02:01:37)《改行有》 2. フレンチ・カンカン 1890年代のパリを舞台にしたミュージカル映画。映像がとてもきれいで、 当時のパリの街並などの雰囲気がとてもいいんだけど、ストーリーは大方の筋以外は、 何をやってんのかよくわからない。まあミュージカルなので、あまり気にする必要はないかと。 ヒロインの女の子がとにかく愛くるしい顔立ちをしていて、ジャン・ギャバンの渋さが目立つ。 ラストは歌に踊りと大いに盛り上げてくれて、心地よさと十分な満足感を与えてくれたが、 カンカン自体があまり見る機会がないせいか、芸術的とさえ思えるほど楽しかった。 「ムーラン・ルージュ」に興味のある方はぜひ。[ビデオ(字幕)] 6点(2012-06-10 10:58:04)《改行有》 3. フランティック 序盤の設定はとても期待を抱かせるのに、徐々にシナリオの粗が見えはじめ・・・。 いくら何でもこの展開は無理があるかな。まして主人公が普通のお医者さんじゃキツい。 ハリソン・フォードの役柄といい、事件の謎といい、ありがちなサスペンスという印象。 期待しなければ、まあそこそこは楽しめるかと。終盤からラストにかけて、 急に哀愁を帯びたような雰囲気になって、「ん?」と思ったら、 監督さんがロマン・ポランスキーでした。変な所に監督さんの色を出されても・・・。[DVD(字幕)] 4点(2011-11-20 17:10:20)《改行有》 4. フィフス・エレメント いかにもSF超大作といった作りで、映像はもちろんのこと、 先の展開に期待を持たせる雰囲気はいいのに、中盤からどんどんパワーダウン。 ややコメディータッチの演出が悪いとは思わないんだけど、 ストーリーやキャラクターがかなりごちゃついていて、もうほとんどコミック化状態。 愛は地球を救うといった展開には、もう生理的に受けつけなかった。 同じようなコメディータッチのSF、「ギャラクシークエスト」は面白かったのになぁ。 やっぱり映画はシナリオなのかな。[ビデオ(字幕)] 3点(2011-08-12 16:48:39)《改行有》 5. プリンス&プリンセス すべて影絵で見せた、6つの寓話からなるアニメ作品。 影絵の長所をうまく使って洒落た雰囲気を出しており、とても良質な作り。 ただストーリーは正直面白いとは言えないし、キャラに関しても評価のつけようがない。 きれいな映像といっても影絵では限界があり、個人的には教育テレビの番組を見ているようで、 映画としては物足りなかった。子供や女性には楽しめるのかも。[DVD(字幕)] 3点(2011-07-24 03:34:53)《改行有》
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