みんなのシネマレビュー |
|
【製作国 : フランス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. ヘッドライト 音楽がいい。バイオリンの震えるような旋律が、胸をしめつけてくる。「むせびなく」とはこういうのを言うのだろう。主人公の男の心は、死ぬまで喪失と孤独にむせびなき続けるに違いない。娘は親とは口もきかず、妻は生活に追われて夫に当たり散らし、仕事から疲れて帰ってきた男は話す力さえ失っている。彼が唯一自分の時間を生きるのは、ドライブイン?の娘との短い逢瀬だけだったのだが。映画を見ずとも、このテーマ音楽だけでも一度聞いてみてください。8点(2004-01-25 14:58:26) 2. ベルリン・天使の詩 《ネタバレ》 天使達が苦しむ人間たちを救えず、ただそばにいて見ていることしかできない。それを白黒画面で描いた前半は秀逸でした。しかし、画面がカラーとなり、主人公の天使が人間となってからは、陳腐としかいいようがありません。その理由の一つは彼の「饒舌」かもしれない。天使という過去生をもつ神秘性がかけらも感じられない。4点(2004-01-18 10:32:22)
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS