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【製作国 : フランス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
1. マイスモールランド 《ネタバレ》 クルド人難民という言葉自体は聞いたことはあったが意味は知らず、この作品を見て少し知った次第。 難民受け入れ問題って、なかなか難しい問題ではあるけれど、この作品に出てくるような人達なら、受け入れるべきだと思う。 難民のことなんて今まで考えたこともなかったけど、この作品を見て少しでも興味を持つことができた。[インターネット(邦画)] 6点(2023-10-24 22:31:05)《改行有》 2. マリー・アントワネット(2006) 《ネタバレ》 世界史に疎いので、純粋に映画として楽しめた。 豪華絢爛な生活なのに、全く羨ましく思えない、これ如何に。 ソフィア・コッポラの映像美と音楽は、本作でも健在。 マリー・アントワネットの凄まじき生涯をソフィア・コッポラ流のアレンジで楽しめた。[インターネット(字幕)] 6点(2022-09-11 00:37:57)《改行有》 3. 迷子の警察音楽隊 苦いコーヒーのように味わい深い作品。 哀しい経験は人を優しくする。 世界は広いが、人間は皆似たような哀しみを背負い、どこかに孤独を抱えながら生きている。 その人間たちを繋ぐのは音楽か。[インターネット(字幕)] 6点(2020-10-14 20:30:55)《改行有》 4. マンハッタンの二人の男 題名通り、マンハッタンが舞台。 それもほとんどが夜。 ジャン=ピエール・メルヴィルの手腕がここぞとばかりに発揮される設定となっている。 話は正直言って分かりづらいし、さして面白くもない。 しかし、メルヴィルの描き出すマンハッタンの夜は、メルヴィルにしか描くことのできない、実にハードボイルドな暗の雰囲気に満ち溢れている。 夜のマンハッタンにうごめく裏社会の人間たちが描き出されており、それらが淡々と描かれるドンヨリとした雰囲気に、酔いしれるための映画かもしれない。 モノクロの映像も一躍かっており、わびしいながら大都会然としたマンハッタンの街並みが、効果的に映像化されている。 マンハッタンの夜に、トレンチコートを着た男たち、都会の夜を疾走する高級アメ車、犯罪のにおい、寂しい光を放つ高層ビル群の灯り。 その全てを自由自在に描いてみせた、メルヴィルの監督しての手腕と個性に拍手を送りたい。[ビデオ(字幕)] 7点(2012-02-03 01:27:55)《改行有》 5. 魔術幻灯 5分バージョンのものを鑑賞。 マジックをただ映しただけの作品だが、ミュージカル要素も感じ取れる作品。[インターネット(字幕)] 2点(2010-05-04 05:53:38)《改行有》 6. 魔術師(1898) これは見事。 題名ともちゃんとリンクした内容(笑)。 他のメリエス作品と比べても分かりやすい。[インターネット(字幕)] 4点(2010-05-04 04:27:03)《改行有》 7. マイ・ネーム・イズ・ジョー 冒頭の5分から既にまったく肌に合わなかった。 これは相性が悪いというほかない。 音楽も好きになれないし、映像も凡庸、ストーリーも全く興味が湧かず・・・[ビデオ(字幕)] 1点(2009-08-10 02:05:29)《改行有》 8. マイ・ブルーベリー・ナイツ ずっと彼の映像を支えてきたカメラマン、クリストファー・ドイルを切り捨てて、アメリカ人を起用して臨んだ野心作。 しかし、ドイルが抜けた穴は大きすぎて、とてもじゃないが、質を維持できていない。 ドイルちゃんがスネて戻ってこないと、カーウァイちゃん大変なことになるあるヨ!! ドイルなしのカーウァイは、色の落ちたブルーベリーのようだ。 ところで、王さん、この上にウィリアム・チャンまで捨てないだろうな? なんか王さんならやりそうで怖い。[DVD(字幕)] 5点(2008-12-01 00:21:35)《改行有》 9. まぼろしの市街戦 シリアス・コメディ・ラブロマンス・戦争モノ・アクション・風刺劇。 色んな要素を併せ持つ作品。 しかし、どうもコメディセンスが自分に合わない。 楽しさより苛立ちが先に立った。[ビデオ(字幕)] 6点(2008-01-20 17:29:34)《改行有》 10. マルホランド・ドライブ リンチ作品を鑑賞するのは、『砂の惑星』『ブルーベルベット』『イレイザーヘッド』に続き4作品目。 彼のつむぎ出すストーリー展開と映像世界には独特なものがあり、それは観る人を選ぶ個性が強いものである。 私にはどちらかというと“肌に合わない”。 しかしこの作品は、“リンチ作品史上、最高傑作”であると推す声も多く、是非観たくなった次第だ。 主演はナオミ・ワッツ。 この作品で初めて知った女優さんだ。 この作品では対照的な二人を演じている。 いわば“一人二役”だ。 前半に出てくる“ベティ”の方は、ハリウッド女優を目指す清涼感溢れる爽やかなキャラクター。 それに対し、後半で演ずる“ダイアン”の方は、病的で荒んだ陰鬱なキャラクターだ。 前知識が無く観たので、同一人物が演じていることに気付くまで結構な時間がかかってしまった。 それだけ対照的な二人を、ナオミ・ワッツが卓越した演技力で演じ分けしている。 それと同時に、リンチの演出の上手さに舌を巻くほかない。 ナオミ・ワッツであるが、キュートでありながら、そのイメージを見事に打ち壊す魂のこもった熱い演技。 素晴らしいの一言。 そして何よりスレンダーなのがいい。 さて、この作品だが、巷ではもっぱら“超難解作品”と言われている。 かくいう私も鑑賞終了直後は全くの理解不能状態。 しかし、私がその手の難解映画を観た直後に必ず感じる“不快感”が無かったのが不思議だった。 何故だか分からないが、そのままにしておけない気持ちになり、ネット上であらゆるレビューや解説を調べまくった。 この作品に限ってはネタバレしている状態で観たくらいの方が丁度よい気がする。 DVDに付いているインタビュー映像の中で、リンチは、 「この作品は理屈で解釈するものではなく、音楽の様に直感で感ずべきものだ。」 の様なことを言っている。 この発言を聞いていると、さも“ストーリーはあって無い様なもの”と感じてしまう。 実際に、観た直後はチンプンカンプンでもあるし。 しかし、上の解読を読んでいるとそうではないということに気付く。 リンチは詳細にストーリーを積み上げてこの作品を創り上げたのだ。 ある黒髪の女性に恋をした金髪女性の「愛憎」「嫉妬」「絶望」「後悔」等を、切なくミステリアスに、そして緻密に描いた作品なのである。[DVD(字幕)] 7点(2007-09-02 11:18:44)《改行有》 11. ママと娼婦 《ネタバレ》 ええ?!ジャン・ユスターシュの傑作に今までレビューゼロですか?! それがまず残念です・・・ さて気を取り直して、単独レビューを開始致します。 “ゴダールが認めた最後のヌーヴェル・ヴァーグ作家”と言われるジャン・ユスターシュの大長編力作。 主演はヌーヴェル・ヴァーグの常連俳優であるジャン=ピエール・レオ。 彼は印象的な作品にばかり出ている俳優さんだ。 その中にあっても、本作における彼の演技はずば抜けて印象的だった。 この作品における彼の役どころは、いわゆる“ヒモ”。 仕事もせずに年上の女性と同棲している。 もちろんそこは彼女の家だ。 ところが、彼には本命の女性がいる。 その女性に求婚するも、断られてしまう。 そこでナンパを決行する。 ナンパした相手は看護婦だった。 その看護婦と深い仲になった彼は、平気で同棲相手の家にその看護婦を連れ込んだりしている。 同棲している年上の女性はそれが我慢ならないが、年上の弱味だろうか、何となく許してしまうのだった・・・ とまあ、こんな感じで“淡々”と話は進んでいくのだ。 しかし、それにしてもあまりに長い。 何と上映時間は怒涛の“220分”。 170分くらいまでなら何とかなるが、どんな内容でもさすがに200分越えはしんどい。 しかししかし、何でだろう、しんどいと思いながら最後までスルスルと観れてしまったのだ・・・ これがジャン・ユスターシュという監督の魅力なのだろうか。 摩訶不思議な映画だ。 男女の日常が延々と描かれるだけの内容。 でも、最後までグイグイとひっぱられてしまうのだ。 “長い長いと思っていたら、いつの間にか220分経っていて、長いんだか長くないんだがさっぱり分からずじまいの映画” と言ったら分かりやすいかもしれない。 それとこの作品、とにかくセリフが多い。 主演のジャン=ピエール・レオなんか、ずっとしゃべりっぱなしだ。 こんだけ尺の長い作品なのに、これだけのセリフの多さ。 さぞかし、この作品の撮影は疲れたであろう。 ジャン=ピエール・レオの、その“プロ根性”に心から敬意を表したい。[DVD(字幕)] 8点(2007-09-01 21:27:09)《改行有》
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