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1. ミッション:8ミニッツ
《ネタバレ》 人の感想なんて読まずに観るべし!8分で人間が出来ることの限界に挑戦!(無理なんかないってば!)
やはり、この作品が最初から最後まで目が離せないのは、いくつかの謎と目的がシッカリと設定されているからだろう。その謎に主人公がひたすら翻弄され、ズタボロにされちゃう姿の悲哀に胸を打たれる。
悲哀から決意に切り替わる辺りから、ちょっとウルっと来ちゃうんだけど、最後の時間旅行は、素晴らしかったね。特に最後の時間旅行の最後のシーンが最高すぎた。気が効いてる!!しかし、そこで終わっても良かったのにそこでは終わらない。
主人公が、仮想現実(?)の未来を変えた時、現実世界に奇跡が起こる!?[映画館(字幕)] 9点(2012-07-03 00:35:40)《改行有》
2. ミックマック
《ネタバレ》 いやー、相変わらず凝り性な監督だこと。「デリカテッセン」「ロスト・チルドレン」に通ずる細かい小道具や、映像、BGMなどのセンスは言う事なし。
上記2作が、割とダークファンタジー、ダークSFであったのに対し、本作は飽くまでもポップでライトなコメディ。ひたすら軽い。
高くもない低くもない変なテンションを保ったまま、飽くまでも軽い。
それが楽しくもあるんだが、テンションの上がり下がりが少ないため、抑揚が弱くなってしまっているところがある。もっと緊張感のあるシーンがあっても良かったかと。
それと、妙なフレンチユーモアがイマイチ笑えなかったから、この映画の変なテンションにもノリ切れない部分もあった。
何だかんだ言っても、コレに似た映画ってあんまりなく、独特の世界観はやはり素敵。
決してただのオシャレ映画監督でないジャン・ピエール・ジュネ監督の味が充分に発揮されているのは確かで、毒っ気も薄く、嫌な気分になることはまずないと思うので、誰にでも安心してすすめられるコメディであると言える。
ノリきれなかったのに関わらず、何かもう一回見たい気がする妙な映画。
でもこれ、いたずら(ミックマック)ってレベルじゃないだろ。[DVD(字幕)] 7点(2010-09-25 23:17:41)(良:1票) 《改行有》
3. ミスター・ノーバディ
《ネタバレ》 これはちょっと好きになれない一本。
脈絡ないホラ話を延々と聞かされ続けたような感じ。ストーリーがカチっとしてないから、集中できないし、かといって面白いわけでもないから、退屈極まりない。
その上、設定も詰められてないから、入り込めない。
「この話は、嘘かホントか妄想か」っていうネタや、「あの時、ああいう選択してればあーだったのに」っていうネタも今まであったけど、それをくっつけた結果、収集がついていないっぽい。
悪い意味で無機質。哲学的な深い作品のようにして、逃げようとしてないかな。
途中で割と飽きちゃうので、期待するのは結末一点になってしまうのだが、この結末は本当に嫌い。ナシだわ。
すんごく無理矢理な気もしたよ。だって、ただの××がなんでそんな色んな事知ってるの?
自分の読解力が足りないという可能性も高いが、これは結末投げたと言っても良いんじゃないか? だめ?
仮に正しい解釈で、オチに納得できたとしても、単純に「面白くなかった」という自身の感想は覆らないだろうな。だって、長いんだもの。[映画館(字幕)] 4点(2011-06-04 11:26:57)(良:1票) 《改行有》
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