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プロフィール |
コメント数 |
3929 |
性別 |
男性 |
年齢 |
53歳 |
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1. 山猫
観てて、「斜陽」という言葉が脳裏に浮かびます。時代の流れの中で徐々に滅びゆくものたちの、最後の輝き。。バート・ランカスターはガッシリしてるし、アラン・ドロンは若々しいし、クラウディア・カルディナーレはキャピキャピしてるんだけど、ここに描かれている「旧時代の貴族社会」そのものが年老いてて、もう、先は無いんだなあ、という想いが湧いてきます。
そもそも舞台がシチリア島で、屋内には確かに豪奢な貴族社会があるけれど、一歩外に出て見りゃ、ハッキリ言って、
ド田舎
なワケです。しかしそのド田舎にも、時代の移り変わりの不穏な動きが、徐々に伝わってくる。こんなところに兵士の死体が。
映画後半に展開される舞踏会。貴族らしい豪華さはあるけれど、何やら老朽感めいたものも散見されます。冒頭の昼のシーンでは窓が開けられカーテンが優雅に揺れていたけれど、夜の舞踏会では窓が閉められ、その中でバート・ランカスターやアラン・ドロンが汗だくになっている。その姿が、何やら病人めいたものすらも感じさせて、あーこりゃもう先は長くないなあ、と。
ラストで去り行くバート・ランカスターの姿が何とも寂しくって、本作と言い、『カサンドラ・クロス』と言い、こういうのが似合う人ですなあ。[CS・衛星(字幕)] 8点(2019-04-07 09:15:48)《改行有》
2. YAMAKASI ヤマカシ
やっぱり体張ったアクションって、観てて楽しいですよね~ワクワクします。ところが!残念な事に、ストーリーの方が一本調子でサッパリ伸びない。刑事に対して、「別にオレ達、人に迷惑かけてないもんね~」と言い放つ彼ら、まるで日本の典型的若者像(と世間で思われてるもの)みたいじゃあないですか。それに対し「子供が真似するじゃないか」と諭す刑事。うん、いいよ、いいポイント突いてる・・・ところがこれが伸びない。むしろストーリーはブチ壊しの方向へ。他の点もそう。伸ばせば伸びそうなエピソードも、ドンドンぶち壊してとにかく単純化の方向。観てる間、「これはヒドイ」という気持ちと「いやいやこのテの映画はコレくらいでちょうどいいのかも。きっとワザとこんな脚本にしたんだよ」という気持ちを行ったり来たり。結局最後が何とも後味悪いので、何だかバカにされたような気持ちが残ってしまいました。ところで、あの少年、「24時間以内に心臓移植しないと・・・」とか言いながらフツーの病室でフツーにベッドに寝てるだけ。危篤状態には到底見えませ~ん。5点(2004-01-31 01:08:27)
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