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1. 離愁(1973)
《ネタバレ》 ドイツ生まれのユダヤ人女性と恋に落ちる男、二人は戦争により離れ離れになるが数年後に再会、一見どこにでもありそうな話を、単なる恋愛映画ではない大人に恋愛映画として見る事が出来るのは二人の演技、特にユダヤ人女性演じるロミー・シュナイダーの演技力があればこそで、特にラストシーンでの表情、演技が素晴らしい。他にも井戸での脚を洗う場面における色気、大人の女にしか出せない色気に見ていてこれは日本人の女性では出せない色気が充満している。この映画はとにかくロミー・シュナイダーの力が大きい。フランス映画だから出せる女優の演技、ハリウッド映画とは違う戦争が背景にある陰、色んな意味でヨーロッパ的な大人の映画です。[DVD(字幕)] 8点(2017-03-20 20:42:04)
2. リュミエールと仲間たち
これは私のように古い映画きり見ている者には懐かしい名前の監督が出てきたり、また私のように田舎者にはなかなか映画館では見れないミニシアター系の監督の素顔、えっ?この監督さんってこんな人だったんだ。というような今まで知らなかったこと、新たな発見、色んなものが見えてきて面白く見られる。ただそれでも不満もある。出来ることならもっと絞って一人一人の人生を見ていたい。そんな気がして、そういう意味での不満を感じつつも映画監督とは何か?映画とは何なのか?というようなものを見せてくれるドキュメンタリー映画である。こういうフィルム映像が見れたというだけでも本当に貴重である。[DVD(字幕)] 7点(2011-02-04 21:54:45)(良:1票)
3. リスボン特急
アラン・ドロンとカトリーヌ・ドヌーブとフランスを代表する大スターの競演てことで借りてきたものの、期待が大きすぎたかもしれない?いかにもフランス映画らしい雰囲気が感じられて嬉しい反面、何か物足りなさも残る。サスペンス映画として観るよりは犯罪映画として観る方が正しいのかもしれない。全体な空気、俳優陣の演技も悪くはないし、むしろ、アラン・ドロンもかっこ良い。ただ、アラン・ドロンて俳優に関しては刑事よりも悪役の方が向いてると思うし、私は断然、好きです。それとリスボン特急とタイトルにあるにも関わらず特急内でのやりとり、緊張感もいまひとつな感じがしてやはりちょっと物足りない。カトリーヌ・ドヌーブの悪女ぶりに関しては良かったと思う。[ビデオ(字幕)] 6点(2008-05-25 17:50:28)
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